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2018年7月2日 更新

デビュー40周年記念!“サザンオールスターズ キックオフライブ 2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」”ライブレポート

サザンオールスターズのデビュー40周年を記念し、2日間にわたり東京・NHKホールで開催されたプレミアムライブより、2018年6月26日公演の模様をレポート! 誰もが聴いたことがある名曲が次々に披露されたほか、サザンらしいくすっと笑えるサプライズも。この夏、大型フェスへの出演も発表された彼らの唯一無二のバンドたる所以を存分に見せつけた2時間40分の模様を、撮りおろし写真とともにお届けします。

続いて演奏されたのは、桑田の監督作品映画『稲村ジェーン』の主題歌で、「サザンの中で一番好きな曲の1つ」と桑田が公言する「真夏の果実」だ。ファンの中でも「TSUNAMI」や「希望の轍」と1、2を争う人気曲で、会場は皆一様にこの名バラードに聴き入った。そしてこのままバラードが続くのかと思いきや、次に演奏されたのは明るさ全開の、生音を前面に打ち出したバンドナンバー「太陽は罪な奴」。これほどまでに抑揚あるセットリストを組んでくれると聴き応えがある。さすがサザンだ。

これまでの流れを引き継いで「涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜」へ、会場は総立ち状態で、浴衣姿のパフォーマーもステージを彩る。
と、ここでメンバーは一旦ステージ裏へ掃け、インフォメーションが。ドヴォルザークの「ユーモレスク」の軽やかなサウンドが流れる中、「次の曲の転換、音響機材の準備に充てさせていただきます。当バンドはメンバー全員が還暦を超えており、程よく呼吸を整える時間が必要です」とのアナウンスがスクリーンに映し出される。会場は笑いと激励の声に包まれ、リラックスしたところで後半戦スタート!
後半戦は、とにかく攻めまくり、ライブとはこうあるべきという姿を示してくれた。長嶋茂雄をイメージして作った「栄光の男」、2020年東京オリンピックを意識した「東京VICTORY」と高揚感溢れる楽曲が続き、それを煽るように頭上にはミラーボールが回る。
ステージ上のメンバーが拳を突き上げると、それに応える形でオーディエンスも拳を突き上げ、会場のボルテージは最高潮に。そのテンションは収まることなく、「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」「匂艶(にじいろ) THE NIGHT CLUB」とアッパーなナンバーが畳み掛けるように続く。桑田のボーカルはもちろん、その存在を支えるド派手なホーン隊のパワーがとにかくすごい。唯一無二のバンドたる所以が、ここに垣間見れたような気がした。
ここでサポートギタリストの斎藤誠が「PIPELINE」のさわりを弾いてクールダウンしたかと思いきや、先ほどの勢いを取り戻し、ラテン歌謡テイストの「HOTEL PACIFIC」へ。最後は桑田がポーズを決めたダンサーを突き飛ばすという愛情溢れるパフォーマンスで締め、メドレーのような怒涛の5曲が終わった。
ここで「みんなのうた」の前奏として、「あの日から何度目の〜」とOVERTUREを歌った。これはもともと、桑田がサザンを代表してファンへ30年間の感謝の思いを伝えたもので、毎回バージョンアップが繰り返されている。今回も、“6月25日にデビューしたサザンオールスターズ。みんなの応援があり ここに立っていられるのさ。美しい思い出も大切だけど 人生はこれからを夢見ることさ”と感謝の意を込めた歌詞が披露された。その流れからの「みんなのうた」は、盛り上がらないわけがない。デビュー10周年となる1988年6月25日に発売されたこの曲は、今や夏のコンサートやライブの定番曲。紙吹雪が舞う中、観客はオールハンズアップ状態で、さらなる盛り上がりを見せ、本編が終了した。
やり切ったという表情のメンバーたちはここで観客との写真撮影を行い、メンバーは一旦退散。会場にはアンコールを求める声援が交差し、衣装チェンジしたメンバーが再び登場した。そこで初めて、名古屋のライブ・ビューイング会場がトラブルでライブの冒頭15分間映像が流れなかったことが謝罪されると、会場からは“もう1回最初から〜!”という無謀な声が。もちろん桑田は笑顔で応え、“来年名古屋行くよ〜!”という明るい掛け声と共に、アンコールの「DIRTY OLD MAN 〜さらば夏よ〜」が始まった。
アンコールの2曲目に選ばれたのは、ドラマ『Sweet Season』主題歌の「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜」だ。リリース当時は歌詞に出てくる土地を訪れるデートが流行ったが、今日もスクリーンにはみなとみらいの夜景をはじめとした横浜の景色が映し出され、切ない歌詞に胸が締め付けられる。
最後を締めたのは、やはりデビューシングル「勝手にシンドバッド」だった。サンバ調の楽曲に合わせ、サンバ衣装を身にまとったダンサーたちが登場し、ステージと客席を縦横無尽に練り歩く。そしてお祭騒ぎのままのテンションで、「蛍の光」へ。再びメンバー紹介をし、最後は新曲「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」の音源が流れる中、メンバーは名残惜しそうにステージを後にした。
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あらゆる年代の楽曲からセレクトし、誰もが聴きたかった名曲を惜しげもなく聴かせてくれた今回のライブ。老若男女に愛され続けるバンドとなったサザンの40周年は、今ここに幕を開けた。
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