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2019年1月18日 更新

“Shutaらしい”は僕にとって最高の褒め言葉。Shuta Sueyoshi『WONDER HACK』インタビュー【前編】

1月16日に2ndアルバム『WONDER HACK』をリリースするShuta Sueyoshi。「人間の感情や脳内を、僕の作る音楽でハッキングしたい」という想いをタイトルに込めた本作は、2月からスタートする“Shuta Sueyoshi LIVE TOUR 2019 -WONDER HACK-”を見据えて制作された。そのShuta Sueyoshiに、ライブへの想いやアルバム制作について話を聞いた。

TEXT:榑林史章 PHOTO:西岡義弘

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――『WONDER HACK』というタイトルは、どういうイメージで付けたのですか?

人間の感情や脳内を、僕の作る音楽でハッキングできたらいいなと。そういう不思議な世界に誘えたらいいなと思って、『WONDER HACK』と付けました。
――制作の順序として、まずそういうテーマやタイトルを決めてから、曲を選考していったのですか?

アルバム制作の後半くらいで、楽曲先行でタイトルを決めました。まだ曲名が決まっていない曲もあるなかで、とりあえず現状のものを全部並べてみる。その上で、タイトルをどうしようとかテーマ性も決まっていって。曲は、デモのままの曲もありますが、作っていただいた方とディスカッションできる部分については結構話し合いましたね。ブラッシュアップというか、「ここをこうしてみることはできますか?」とか、スタジオで直接相談させてもらう場面も多かったです。
――リード曲「I'M YOUR OWNER」は、今までになかったセクシーで大人の恋愛の世界観の曲になりました。

僕は、内に秘めた想いやちょっとネガティブな心境を描いた歌詞が得意で、こういう大人の恋の駆け引きみたいな歌詞は、書いたことがなかったんです。でも、曲を聴いて頭の中でイメージを膨らませていくうちに、どんどんストーリーが出来上がっていって。表現として少し攻めたものになりましたが、すんなり書けたことに自分でもびっくりしました(笑)。新しい挑戦ができたので、ぜひ聴いて欲しいです。
――脳内で想像したストーリーというのは、ミュージックビデオ(MV)で表現されていたようなものですか?

基本的にそうです。MVの監督が同い年の方で、好きなものや趣味が似ていてすごく話しやすくて。「歌詞にこういう言葉が出てくるから、こういう風に撮りたい」とか、「こういうものを使いたい」とか、話したらすぐわかってくれて、自分のイメージに沿ったMVになりました。

Shuta Sueyoshi / 「I'M YOUR OWNER」 Music Video

――女性を鎖で繋ぐようなイメージのシーンもありますね。

歌詞にそういう表現が出てくるので、ひとつのキーアイテムとして鎖や首輪を使えたらと思っていました。普段は見えないけど、ふとした時に見えてくる、そういう目には見えない鎖に繋がれているといったストーリー性のあるシーンと、ダンスシーンを上手く融合させた映像ができたと思います。
――今作は「I'M YOUR OWNER」を始め、5曲をShutaさんご自身が作詞を担当されています。タイトルも意味深なものが多いですが、例えば「エルモ」はどういったイメージで付けたのですか?

「エルモ」は、イタリア語で「愛すべき」という意味です。収録曲のタイトルを発表した時は、この「エルモ」とか「愛色に染めた」あたりは、皆さん気になってくれたみたいですね。もともとそうやって、引っかかってくれたり気になってくれたりするものをタイトルにしたいと思っていたので、良かったなと思います。共作の歌詞でも、どこかしらに「僕っぽい」と思っていただける部分を入れるように意識しました。
――「愛色に染めた」も話題になっているとのことですが。

これは「藍色」とも言葉を掛けているタイトルです。ひと言で言うと、「最低な人の歌」です(笑)。曲ができた時は、「いい感じに最低な曲ができたね」って(笑)。
――曲調としては、ギターのループが印象的なミディアムのR&Bナンバーで、グッと心に迫るものがありますが。

そうですね。でも、「最低な人の歌」なんです(笑)。
――ギャップですね。

そうですね。例えば、とある単語ひとつでも、曲にすることで様々な意味に捉えることができたり、メロディーに乗せることで音楽として成立する言葉に変わります。今回でいうと、そこに雨音の効果音を入り混ぜることで、さらに化学反応みたいなものが起る。そうやって色々な形に変化するのが、音楽の面白いところだと思います。

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――そういう組み合わせや、ちょっとした言葉の使い方に、Shutaさんらしさが出る。

「その人っぽいよね」と言われることは僕にとって最高の褒め言葉だし、作って良かったと思います。どの歌詞も、あえて正解はこれだとは言っていない部分があって。それをお客さんに、「これってどういう意味だろう」とか「主人公はひとりだと思っていたけど、実はふたりだったんじゃないか」とか、いろいろ想像して楽しんで欲しいです。そのためのギミックが、どの曲にもあります。それが、僕のやり方です。
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