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2018年6月5日 更新

25周年の集大成となる2時間45分のベストなファイナル。“namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~”@東京ドーム最終公演レポート

2018年9月16日をもって引退する安室奈美恵のライブツアー“namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~”が6月3日(日)の東京ドーム最終公演で幕を下ろした。撮りおろし写真とともに、最後までプロフェッショナルなパフォーマンスを貫いた安室奈美恵の姿をレポートする。

TEXT:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
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“奈美恵コール”が絶えない会場周辺。ライブ直前の高揚感で笑顔の人もいれば、泣いている人も……。52,000人、超満員の東京ドームは、開演前からただならぬ雰囲気だった。会場に入れないファンも大勢集まり、聞き耳を立てていたという。
2018年9月16日をもって、引退することを発表した安室奈美恵。グループの時代から応援していた人、小室プロデュース作品で出会った人、R&B / ヒップホップ色が強くなってから出会った人、「Hero」で彼女を知ったひと。そんな、様々な想いや感情が渦巻く、25周年の集大成となる2時間45分のベストなファイナル公演だった。
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なかでも、10代で子どもを身ごもった友人の一言が心に残った。「同じ時期に出産した安室ちゃんがいたから救われたんだよ」と。若くして子を産み育てる大変さ。終演後、感情が高ぶって涙していたという。ひとりのアーティストによる25年という歴史。人それぞれ、様々な思い出が安室奈美恵の音楽ヒストリーとともにあるのだと思う。
定刻から20分押し強の18時22分。安室奈美恵、25年の音楽活動を締めくくるツアー・ファイナル“namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~”がスタートした。
オープニングは、左右からロボット風ランナーがステージを闊歩。メインステージ上空の聖火台に、まさかのロケットを飛ばして点火した。そう、1曲目に選ばれたのはNHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソング「Hero」だ。2020年、東京オリンピックにタイムトリップしたかのような高揚感だ。しかし、2020年にアーティスト安室奈美恵はもういない……。そんなせつなさが脳裏をよぎった。
全30曲のセットリストは、ファンからのリクエスト上位の中から24曲、オールタイムベスト『Finally』から新曲6曲をセレクト。全8ポーズのステージ衣装に身を包み、国内ドームツアーに約75万人を動員(アジアツアー合わせると約80万人)。国内ソロアーティスト史上ツアー最多記録を樹立した。
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ファイナルだからといって、お涙ちょうだいな演出は一切なかった。いつも通りアンコール後まで一切MCも無く、ボーカルとダンスに集中するフルマラソン並みのハードなステージ。息を切らさず笑みを持って120%で伝えるプロフェッショナルな表現者としての凄み。
前半は、赤のナポレオンジャケット+赤&黒のチュールスカート(+ポリスハット)、黒&ゴールドのビーズビスチェ+黒のパンツ、ピンクのワンショルダーミニワンピ+黒のスタッズコルセットというファッションで、エッジーでアグレッシヴな安室を堪能できる「Do Me More」、「Mint」、「GIRL TALK」、「NEW LOOK」、「WHAT A FEELING」で駆け抜けていく。シリアスでクールなフラッグ・パフォーマンスや、縦横無尽なレーザー演出が続いた。
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空気が変わったのは、小室プロデュースから離れてのシングルとなった本人作詞の12曲目「Say the word」だった。ステップ大きめに歌い踊り、そこから淡い世界観へと包み込まれるかのように展開されていく「SWEET 19 BLUES」への流れが絶妙だったのだ。そして、イエローのスパンコールミニワンピ+黒のレザーコルセットに着替え雰囲気は一変。「TRY ME ~私を信じて~」、「太陽のSEASON」、「You're my sunshine」など、耳馴染みの強い90年代を代表する怒涛の大ヒットチューンをキレッキレのダンスでパワフルに表現していく。
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