mu-moステーション | あらゆるエンタメをもっと楽しむ

2018年12月5日 更新

他愛もないことでも書ける交換日記というところに恋愛感をステップアップさせて…MACO『交換日記』インタビュー

2018年12月5日に全曲新曲のNew Album『交換日記』をリリースするシンガーソングライターMACO。デビュー5年目に突入した彼女が4枚目のアルバムで全曲新曲という新しいチャレンジをした思いを語ってもらいました。さらにレコーディング秘話にも迫ってみました。巻末の読者プレゼントも要チェック♪

TEXT:井手朋子
via
──デビュー5年目に突入して今作が4枚目のアルバムということになりますが、『交換日記』のタイトルに込めた思いは?

2年前に『love letter』というアルバムを出して、その時に「love letter」という表題曲を入れたんですけど、あの曲はうぶで不器用で自分からラブレターを差し出しているという感じだったんですね。それが今回、想いを伝え合う、他愛もないことでも書ける交換日記というところに恋愛感をステップアップさせて、ちょっと成長した意味も込めて『交換日記』と名付けました。自分の中では『love letter』の第2章という位置付けです。

──「交換日記」の歌詞はMACOさんの経験を綴ったものなんですか?

そうですね。実際に交換日記をしていたかどうかというのは聴く人の解釈でと思っていたんですけど……。でも今って交換日記のアプリもあるみたいなんですよ。交換日記というタイトルつけた時にそういうアプリがあるというのは知っていて、文字にして伝え合うというのは昔から好きだったので、そういう意味を込めて『交換日記』というタイトルになりました。

via
──アルバムの制作はどのように進めていきましたか?

今回はセッションしながら作った曲がすごく多くて、そういう曲はスタジオで歌詞を書き下ろしたんですけど、曲からもらうイメージや雰囲気で歌詞を書いた曲が多かったですね。実体験をもとにいつも歌詞を書いているんですけど、今回は曲がくれた物語もすごく多くて、歌詞の世界の振り幅も広がった1枚になりました。セッション自体今回のアルバムが久しぶりだったので、こういう感覚は新鮮だなと思って曲を作っていました。

──サウンドが引っ張ってくれた曲は?

「LUV U MORE feat. SALU」「YU-RA YU-RA」「バレバレ」「フィクション恋物語」ですね。漫画を書くような感覚で浮かんできたストーリーで、主人公と相手の男性像もくっきり浮かんできました。なのでいつも私の歌を聴いてくれている子たちは、え?って思うかもしれません。

──セッションで作った曲の中には、ラッパーのSALUさんと作った「LUV U MORE feat. SALU」もあります。どのような経緯で一緒にやることになったんですか?

SALUくんと一緒にやるのは3年越しぐらいの夢だったんですよ。私がファンだったのもあるんですけどお互い知っていて、ライブで一緒になった時にいつか曲ができたらいいねということを3年前ぐらいからずっと言っていて、今回やっと叶いました。今年の7月にSALUくんのワンマンがあったんですけど、その時にふとまた一緒に曲やろうよ!という話になって。

──MACOさんはもともと日本語のラップが好きなんですよね?

好きです。その中にSALUくんもいて、同じ北海道出身っていうのもあっていつかやりたいなと。SALUくんの最近の曲で「My Love」という曲があるんですけど、それを聴いてSALUくん最近いい恋愛してるんだな、こんなピュアな歌詞を歌うんだなぁとても素敵だなと思って。それで欲張りながらも今のSALUくんの雰囲気をこの楽曲に欲しいって言ったら、今回こうして一緒にやれることになりました。この歌は、純愛というよりは手に届かないチャラい男性を追いかけるというイメージで「追いかけて追いかけて」というサビだったんですけど、SALUくんは男性側もすごく真面目でお互い想い合ってるけど言えない、その行方は分からないみたいな感じはどうかな?って言ってくださって。そっちのほうが断然いい設定だなと思って、私が先に歌詞を書いて送って、そこにラップが乗って返ってきました。一緒にスタジオに入る時間がなくて音源のやり取りだけだったんですけど、すごく素敵な曲ができました。
via
──念願のコラボということでは、今作のアートワークは以前からファンだったというイラストレーターのふせでぃさんにお願いできたそうですね。

ふせでぃさんはずっとインスタをチェックしたりLINEスタンプを持っているぐらい好きだったんですけど、念願叶いました。今回のアートワークは部屋の中がテーマになっていて、私は普段休みの日は部屋でごろごろしていることが多いのでその素の姿を出したいと思って。ふせでぃさんの絵も、家の中で好きな人といたり1人で物思いにふけっていたり、割と家の中が多いんですね。なので今回のイメージに合うなと思ってお願いしたら快く引き受けていただけました。私ウサギを飼っているんですけど、普段一緒に地べたに座ってゴロンとしているので、そういう日常的な部分もアートワークでやってみたいなと。

──アートワークと収録曲に関連はあったんですか?

「交換日記」の歌詞は昼過ぎに自分で昨日のことを思い出したり、基本部屋の中でのストーリーなんです。自分はインドアであまり外に出ないで家で曲を書くことが多いので、そういうところもアートワークにちょっと反映させました。
via
──今作は全曲新曲で、新しいチャレンジになりましたね。

12曲も新曲だと大変だったけど達成感はありました。アルバム4枚目にしてちょっと成長できたかなと。22歳、23歳の頃に歌っていたR&Bでちょっとクールな自分も帰ってきて、喜んでもらえる新曲ばかりだと思います。

──全曲新曲だと産みの苦しみもあったんじゃないですか?

産みの苦しみというか、こだわりが強すぎて、レコーディングではまだ行けるんじゃないかって何回も歌を録り直しました。同時進行で進めていたので1曲がなかなか終わらずに、でも見切りを付けることもできないので、そういう点ではもっと時間が欲しいって。今回ベスト盤が終わってから2カ月ちょっとで12曲を作ったんですよ。最初はセッションから入って「君以外もう知らなくていい」という曲をUTA君と結構ゆったりとやっていたので気づいたら時間がない!ってなって。もともとアルバムを出すことは決まっていたんですけどバタバタでしたね。

──歌唱面で時間を取った、こだわった曲は?

SALUくんとの曲は最後までこだわって、「君以外もう知らなくていい」も結構録り直したりしましたね。ヘッドフォンで聴いている時は感情が乗っているなと思うんですけど、多分レコーディング中ということもあって興奮してるんでしょうね。家に帰って聴いてみると、まだ行けたんじゃないかとか、もっともっとってなって、いつもそれでみんなを困らせてます(笑)。

──今回は初めてのクリスマス・ソング「マイサンタクロース~あなたと過ごすクリスマスイブ~」も収録されています。クリスマス・ソングはもともと作りたかったんですか?

作りたいと思っていました。クリスマス・ソングはYouTubeで公開しているマライヤ・キャリーさんの「All I Want for Christmas Is You」のカバーしかなくて、ファンの子からもあのカバーをCD化して欲しいとか、他のクリスマス・ソングを出して欲しいという声があったので作りたかったんです。今回全体を通してポジティブなマインドなので、切ないクリスマス・ソングじゃなくてみんながワクワクするような、プレゼントとして12曲目にこの曲を入れました。

──ヒントにしたクリスマス・ソングはあったんですか?

竹内まりやさんの「すてきなホリデイ」のイメージはありました。ケンタッキーのCMであの曲が流れ出すとワクワクするじゃないですか。ああいうイメージで、クリスマス当日に朝起きてプレゼント買いに行ったりして、ワクワクしながら過ごす1日の様子を書きました。

──どんな方に特に聴いて欲しいですか?

クリスマスを楽しく迎えられるように、みんなに聴いて欲しいですね。大人になってもクリスマスの前日ってちょっとワクワクするじゃないですか。そういう気持ちをみんなにもっと感じて欲しいので、カップルだけじゃなくていろんな人に聴いて欲しいです。
via
──アルバム発売前には、リリースに先立ち5日間連続で新曲がカウントダウン形式で先行配信されます。選んだ5曲は思い入れのある曲ですか?

1番最初が「LUV U MORE feat. SALU」なんですけど、1曲目は表題曲の「交換日記」かと思いきや、変化球でみんなが驚くようなものからスタートしたいなと思ってSALUくんとの曲を選びました。そこから「交換日記」に行って、「love letter」の時のようなワクワクするサウンドでみんなを盛り上げて5曲連続で出します。4曲目に配信する「YU-RA YU-RA」は新しい感じで、みんなが気楽に聴けるかなと。これまでこういう曲を作ったことがなかったので、みんなにちょっと驚いて欲しい5日間連続の配信です。

──今作は全体的に明るく、重くならずに聴ける感じなんですね。

そうですね。1曲ではあまりお腹いっぱいにならない、何度も聴きたくなるような曲を作るように心がけました。

──夏にベスト盤を出して心境的に変わったことはありますか?

R&Bで作曲も少しやっていてちょっとクールだった昔のイメージがファンの方も周りの方たちもあったみたいで、そういう昔のことを思い出しましたね。あの頃はスタジオに入ってセッションして生まれた曲が多かったなと思って、そういう作り方を今回もう1回やってみようという気持ちになりました。なので原点回帰の姿勢を心がけて、それもあってセッションで生まれた曲が多いですね。

──セッションで作ると振り幅が出て、作るのが楽しかったんじゃないですか?

楽しかったですね。「バレバレ」を一緒に作ったSUNNY BOYくんは初めましてだったので最初はすごい緊張して、でもアドバイスによって曲がだいぶ変わりました。Matt CabやMATZと一緒にやった「YU-RA YU-RA」に関しては気楽に作れた1曲ですね。みんながくれるサウンドがインスピレーションを掻き立ててくれて、化学反応が起こったなと思っています。家でいつも1人だったので、スタジオでみんなと会って作ることで湧き出てきたなと。

──では作っていて特に楽しかった曲は?

「交換日記」ですね。イントロからとにかく楽しかったです。この曲を作ってくれたすってぃー(須藤優)は私のバンドのベーシストなんですけど、実は今回初めて彼の曲を聴いて、すってぃーこんな曲作るの?って驚いたんです。モータウン系の曲が上がってきて、その時点では『交換日記』というアルバムのタイトルしか決まっていなかったんですけど、この曲が「交換日記」になる!って思いました。もともとあった歌詞をどんどんこのサウンドにはめてブラッシュアップしてすぐできました。思い入れはありますね。

──作り終えて、今作はどういう作品になりましたか?

最近自分にとって貴重な、ポジティブな感覚が生まれ始めているんです。その感覚がこの1枚に詰まっています。

──MACOさんってそれまでネガティブでした?

どっちかっていうネガ人間だったかな(笑)。徐々に今の考えに至るまでに、5年という月日だったり、自分の恋愛観のちょっとした変化があって、自分のメモを見返してみるとポジティブになってきたなと思います。だから貴重なその思いをみんなに伝染させたいというか。今作は、自分にとても貴重で楽しい1枚になったなと思います。
via
──リリース後は、全国ツアーとアジアでもライブを行いますね。

全国ツアーは『交換日記』とベスト・アルバムを引っさげてのツアーになります。台湾と上海に関しては全国ツアーとして回るのは初めてなので、ロングなライブをみんなに届けられるのはすごく嬉しいですね。アジアはこれまでワンマンライブやファンイベントをやらせてもらっているんですけど、みんなの熱量がすごくて。その熱意が愛おしかったので今回全国ツアーで回れるって決まった時は嬉しかったです。アジアのファンはフェイクとかまで全部歌ってくれるんですよ。同じアジアでこんなに応援してくれる人がこんなにいたんだって思うと、嬉しくて必ずまた帰ってきたいなと思いますね。

──その前にはリリースイベントもありますね。

リリースイベントはみんないつも期待して待っていてくれるので、これも叶って嬉しいです。このイベントはステージから客席までの距離が近いし、今回全部新曲でこのリリースイベントが初披露なのですごくワクワクしています。

──最後に今後やりたいことを教えてください。

ずっと恋の歌を歌い続けたいなと思います。ほんの少しだけど、楽しみながら歳を重ねていっている感はあるので、その移り変わりも歌詞で感じてもらえたら嬉しいですね。

関連リンク

25 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

一つ一つを大事にしながら進んでいきたい。番匠谷紗衣デビューシングル「ここにある光」インタビュー

一つ一つを大事にしながら進んでいきたい。番匠谷紗衣デビューシングル「ここにある光」インタビュー

大阪出身、19才のシンガーソングライター、番匠谷紗衣(ばんじょうや さえ)がシングル「ここにある光」(テレビ朝日系 木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌)でメジャーデビューを果たす。中学生のときから路上ライブを行い、切実なメッセージを放つ楽曲、色彩豊かな感情を伝えるボーカルによって徐々に注目を集めてきた彼女。「ずっと音楽に救われてきました」という彼女にこれまでの音楽キャリア、メジャーデビューに向けた思いなどについて聞いた。巻末の読者プレゼントもお見逃しなく♪
一緒にいられる幸せを大切にしたい…5年間で見えてきた愛のカタチを歌に載せて。MACO『BEST LOVE MACO』インタビュー

一緒にいられる幸せを大切にしたい…5年間で見えてきた愛のカタチを歌に載せて。MACO『BEST LOVE MACO』インタビュー

2018年6月20日に初のベストアルバム『BEST LOVE MACO』をリリースするシンガーソングライターMACO。2014年にメジャーデビューして以降、ラブソングを中心に共感を呼ぶ歌詞と歌声で10~20代の男女に絶大な人気を誇る彼女がベスト盤に込めた想いとは。親友・鷲尾伶菜(E-girls/Flower)とのコラボ楽曲や、同郷のGLAYの名曲カバーの制作秘話にも迫ります。巻末の読者プレゼントも要チェック♪
「MACOのラブソングが戻ってきた」と言っていただけるような一枚にしたくて…3rdアルバム『メトロノーム』インタビュー

「MACOのラブソングが戻ってきた」と言っていただけるような一枚にしたくて…3rdアルバム『メトロノーム』インタビュー

等身大のラブソングで恋するすべての人を応援してくれるシンガーソングライターのMACO。2017年11月15日に待望の3rdアルバム『メトロノーム』をリリース。メジャーデビューから3年、1年に1枚のハイペースでアルバムを生み出してきた彼女が一番、大変だったという今作。その理由や初めてラブソング以外にも挑戦した思い、そして意外すぎるプライベートにも迫ってみました。巻末の読者プレゼントもチェック♪
アーティスト崎山つばさとして唯一無二の作品にしたい。崎山つばさ『UTOPIA』インタビュー

アーティスト崎山つばさとして唯一無二の作品にしたい。崎山つばさ『UTOPIA』インタビュー

2018年のNHK紅白歌合戦で出場を決めた『刀剣男士』。そのメンバーでもあり、2.5次元の舞台で活躍する俳優、崎山つばさが1stアルバム『UTOPIA』をリリース。今作では作詞を手掛けるなど意欲を見せている。彼がなぜ、役者活動以外にアーティストとして動きだしのか、セキララな思いを聞いてみた。巻末の読者プレゼントもお見逃しなく!
デビューからの僕たちがこの1枚にまとまりました!BOYS AND MEN『ボイメン・ザ・ベスト』インタビュー

デビューからの僕たちがこの1枚にまとまりました!BOYS AND MEN『ボイメン・ザ・ベスト』インタビュー

2018年12月19日に自身初のベストアルバム『ボイメン・ザ・ベスト』をリリースするエンターテイメント集団BOYS AND MEN。今年で9年目となる彼らが初のベストアルバムを出す心境やMVの撮影秘話を語ってくれました。さらにナゴヤドームに向けての意気込みや2019年の目標にも迫ってみました♪巻末の読者プレゼントも要チェックです!

この記事のキーワード