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2017年9月11日 更新

イトヲカシが生み出す、応援歌でありJ-POP王道を突き抜ける至宝のポップサウンド『中央突破』ロングインタビュー【前編】

ネット発、路上育ちの2人組音楽ユニット“イトヲカシ”が2017年6月21日(水)に待望の1stフルアルバム『中央突破』をリリース! 「王道の音楽をやりたい」というテーマを常に掲げてきた彼らが本作に込めた思いとは…? 「直筆『中央突破』暑中お見舞いはがき」のプレゼント情報や、メンバー自ら紹介するオリジナル特典も要チェックです!!

J-POP王道のポップセンスを持つ2017年最強のニューカマーといえば、イトヲカシ。日本語を大切にした歌詞の魅力、琴線をふるわせる歌声と、明解なメロディー&アレンジの力強さ。Twitterフォロワー62万人以上、これまで全国の路上ライブで合計3万人以上を動員してきた実績を持つ彼ら。動画共有サイトで注目を集めた、中学時代から同級生だった伊東歌詞太郎(Vo)と宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)による2人組ユニット。そんなイトヲカシが、6月21日に待望のメジャー1stフルアルバム『中央突破』をリリースする。日常生活とぴったり寄り添う、生きる上で大切な人生を彩る宝物のような10編の応援歌たち。どんな思いで楽曲と向きあってきたのかを聞いてみた。

TEXT:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

時代感を超越して、いいなと思える王道的ポップミュージックを

---2人にとって1stアルバム『中央突破』は、どんな作品になりましたか?

伊東:メジャーでシングルを2枚出させていただいたんですけど、今はさらに成長している実感があります。名刺代りでありたいアルバムとして、その課題はクリアできたかなと。『中央突破』は、手応えあるアルバムとなりました。こだわったポイントは、一番伝えたい本質がボヤけないようにすることでした。でもそれって、いいものを詰め込むだけでは良くないというのがようやく言語化できたというか。こだわるポイントはいっぱいあるんですけど、僕らの場合はやっぱり歌ものでありたい。王道でありたいという。そして心を伝えたいなって。

宮田:王道の音楽。J-POPのど真ん中。それ以前の作品からもブレていないんですけど。今回、これまでの積み重ねもあって、自信を持って胸を張ってJ-POPっていう看板を背負っていける作品に仕上がったんじゃないかと思っています。僕らの音楽は歌モノであって、その先で魂を伝える、メッセージを伝えるということなんです。これまでより精度が上がったことに手応えを感じています。

イトヲカシ

左から伊東歌詞太郎(Vo)、宮田“レフティ”リョウ(Bass/Guitar/Key)
via
---『中央突破』というタイトルは?

伊東:全曲出揃った時に“タイトルどうしよう?”と考えてから決めました。“中央突破的なアルバムにしようぜ!”という意味ではないんです。もともと、これまでも四字熟語でタイトルをつけることが多かったので今回も踏襲しました。でも今、僕らが90年代に影響を受けたJ-POP的な存在が実は脇道になっていないかなって。逆に、ある種のサブカルチャーになってしまっているんじゃないかなと感じていて。でもそれって嫌だなと思ったんです。やはり王道は真ん中にあるべきだと。そんな意味で“真ん中をもう一回突破してやろう!”というロックな気持ちを込めたタイトルです。

宮田:趣味嗜好が細分化している時代と言われがちじゃないですか? 王道がない時代というか。思い浮かべるJ-POPっていうものが、実はマイノリティー化しつつあるのかなと感じていて。ダンスミュージックは、EDMやエレクトロなど、時代感が音に出るじゃないですか? 僕たちがやろうとしているのはそこじゃないんですよね。時代感を超越して、いいなと思える王道的なポップミュージックを作って行きたいなと。ある種、アレンジャーとして吹っ切れたアルバムだと思っています。
---今回、メジャー1stアルバムということで、初めてイトヲカシを知る人がいっぱいいると思います。“なんで、2人ともかっこいいのに顔出ししないんですか?”という、聞かれがちな質問を改めて。ライブでは顔出してますもんね。

伊東:ははは(笑)。計算高い感じではなく、はっきりいって何も考えていないっていうのが正直なところで(苦笑)。そもそもは、インターネット上に動画を投稿する時に、第六感的に隠したほうがいいんじゃないかなと思っただけなんですよ。そもそもネット上では顔を隠すという風潮があったので。

宮田:あれです、上げた拳を下ろすタイミングを見失ってしまったというのが正直なところなんですけど。

伊東:でも、おかげで広まったのかもしれませんからね。とはいえ、このままずっとってことはないと思います。
---ライブに行ったら会えるし、現場では顔を見られるというイトヲカシの存在感って、ライブ体験の楽しさが倍増しますよね。

伊東:ライブで顔を出している理由って、単純に隠してると歌いにくいからだったんですよ(苦笑)。鼻が半分覆われちゃうから。

---確かにそうですよね(笑)。では、ここからイトヲカシの最新作『中央突破』について、1曲ずつ思い入れやストーリーを伺っていきます。

1. スタートライン

イトヲカシ / スタートライン(ショートバージョン)

---1曲目「スタートライン」はアルバム冒頭にふさわしいポップチューン。誰もが抱えていることを、ちょっと視点を変えて見事に表現されていてさすがだなと。

伊東:この曲は、実は3年前の2014年の6月か7月に作った曲だったんです。でも、アルバムの1曲目を作ろうとした考えではなく、その時の気持ちから生まれてきたメロディーなんです。なので、偶然1曲目にハマりましたね。

宮田:メロディーが先に出てきた曲でした。

伊東:“夏っぽい印象があるよね”って会話からだよね。そこからイメージとして夏合宿みたいな歌詞になりました。

---サウンド的はこだわったポイントは?

宮田:きらびやかさ、爽やかさですね。そんな表現ができればなと。

伊東:鼓動感をサウンドで表現できないかなと思って。それはビートの感じで演出できたかなと思ってますね。

宮田:出走前の感じ、気分ですね。

---この曲で言うところの、スタート時のピストルのようなモチベーションをあげるきっかけって何かありますか?

伊東:う〜ん、実は僕の場合ないんですよね。ライブに向かう時もすごくナチュラルにというか。ステージに立つ時も、自然と歌や音楽に溶け込みたいって思っています。で、うまく溶け込めると気持ちの込もった良いライブになるんですよ。境界線はなく、無心。無我の境地ってことなのかなとか。無心になるとね、すごく音楽とひとつになれるような気がしていて。あ、それが、もしかしたらスイッチなのかもしれないですね。

2. カナデアイ

---2曲目「カナデアイ」は、アニメ『双星の陰陽師』のオープニングテーマですね。「カナデアイ」というタイトルにも、イトヲカシらしさがあらわれてますよね。

伊東:ありがとうございます。めっちゃ苦労したんですよ、タイトルつけるのに。ちなみに、もともとは全然違う曲を主題歌に提案しようとしてました。でも作り上げた時に、2人とも納得いかなかったんです。アニメのオープニングの曲としては納得したんですけど、果たしてこれがイトヲカシなのかと。悩みました。で、お蔵入りして。もう一度メロディーから考え直してゼロから作ったのが「カナデアイ」でした。レフティも同じ気持ちだったことが嬉しかったんです。イトヲカシとして同じビジョンが共有できているんだなと。結果、それがイトヲカシの音楽性を深めるきっかけとなりました。

---タイアップという第三者目線を取り込むことで、自分たちをより客観視できたのですね。

伊東:イトヲカシはバンドでは無いということなんです。とはいえ、バンド・サウンドとしてイトヲカシの範疇を超えない限界値が「カナデアイ」かなと、線を引けるようになった曲ですね。

宮田:アルバムの中で、一番ラウドな曲だと思っているんですけど。この曲も、当然引き算があって。レコーディングで、エレキを一本抜いてアコギにしてみたり、いかにこのテンポ感でポピュラリティーを獲得するか?を考えて作りましたね。

3. 宿り星

イトヲカシ / 「スターダスト/宿り星」CMスポット(Animeバージョン)

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