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2018年6月21日 更新

カッコいいと思うサウンドを自分の中で消化して、新しいものに変換していく。“今シェアしたいもの”が詰まった最新作『WAVE on WAVES』を平井 大が語る。

シンガーソングライター平井 大が2018年7月4日にNewアルバム『WAVE on WAVES』をリリース。タイトルには、通じ合う音と感じ合う言葉、その全てを波のように感じてほしいという想いが込められているという。本作で聴かせてくれたアーバン、アコースティック、レゲエといった幅広いサウンドを取り入れ自身の音楽に変換する術はどこで培ったのか。彼の音楽的な生い立ちから迫ります。巻末の読者プレゼントもお見逃しなく。

--- サウンド的には?

平井:前回と比べると電子音が多かったり、80'sの流れが入っていたりはします。でもそれは、自分がカッコいいと思うサウンドを自分の中で消化して、新しいものに変換していく作業だったのかなと思います。曲調は今までとはまた違ったアプローチのものがあるかもしれないですけど、作り方やプロセスに関しては変わっていないかな。
--- 制作は順調でしたか?

平井:後半はギチギチになっちゃいましたけどね。僕、作業中に何を思ったか2週間LAに行っちゃったんですよ。スタッフに行きたいって伝えておいたら休みにしておいてくれたんですけど、曲も作り終えてなかったからやめようかなと思ってたんですね。だけど迷った挙句やっぱり行こうと。だから帰ってきたあとの制作はすごい大変だったんですけど、普段と違う景色を見たり海に行くだけでリフレッシュされるので、結果的には行けて良かったなと。自分をゼロに戻してくれるというか、ピュアな状態で制作に向かえました。
--- 向こうで曲を書いたりは?

平井:全然しなかったです(笑)。休みの日は絶対そういうことしないんですよ。何も考えないで1日海にいてカモメと一緒に戯れたり。そういう時間って僕にとっては大事で、それも制作の一環というか。マイペースにやるってすごい大事だと思うし、自分のリズムでやることによって聴いてくださる皆さんにも100%のものをお届けできると思うので。周りには迷惑かけちゃうこともありますけど、自分のペースを崩さずやっていくというのは僕の人生のモットーでもあるので、そのおかげでいい作品ができたかなと思います。
--- 収録曲について1曲ずつ伺っていきたいんですけど、まず1曲目の「SONG FOR TWO」。

平井:80'sのファンクが大好きで昔からよく聴いていたので、そういう部分を表現したくてああいうサウンドにしました。今は時代的に、アコースティックなサウンドだからこう、電子音っぽいサウンドだからこうっていう線引きがあまりなくなってきたなという肌感覚があって。今までアコースティックな曲をやっていたアーティストが、新しいアルバムでは電子音がめちゃくちゃ入っているバキバキの曲をやってるとか、線引きがなくなってきたじゃないですか。そうやって時代が柔軟になっているのは感じていたし、もともと好きなジャンルではあったのでやってみようということで作った曲です。僕の曲はみんな平井 大というフィルターを通して聴いてくれていると思うんですけど、その時に新しい刺激というか、新鮮なものを聴いた時の感動を少しでも与えられたらなと。2曲目の「RIDE THE WAVES」もそういう意図がありました。
--- 「RIDE THE WAVES」はシンセベースとエレピが効いたファンクっぽいナンバーでしたね。続く「はじまりの歌」は変わってミディアムテンポのバラードで、この曲にはどんな想いを込めたんですか?

平井:人生って日々始まりだと思うんですよね。朝太陽が昇って1日が終わってまた始まっていく。そうやって同じようなルーティーンの中で生活してると思いがちですけど、実は1人1人が新しい自分を発見するために毎日奮闘していて、考え方も少しずつ変わっていると思うんですよ。そういう気持ちを後押しできるような曲にしたくて作った曲です。
--- この曲は葉加瀬太郎さんとのコラボバージョンも収録されていますね。

平井:去年、葉加瀬さんがイベント・アドバイザーを務める“情熱大陸ライブ”に参加させていただいたんですけど、その時初めてお会いして、僕の中で一緒に音楽を作ってみたいという思いが芽生えたんです。もともと「はじまりの歌」にはストリングスは入れたくて、どちらかと言うとフィドルっぽい弦の音をイメージしていたんですね。バイオリンって普通はナイロン弦なんですけど、それを鉄のスチール弦にしたのがフィドルで、葉加瀬さんにそういうイメージでお願いできないかとお伝えしたら快く受けてくださって。
--- 一緒にやっていかがでしたか?

平井:すごく楽しかったですよ。お互いミュージシャンシップがあるし、世代を超えたところで面白い化学反応が起きて1つの作品ができるというのを目の当たりにできたので、いい経験だったし楽しかったなと。

平井 大 / Making of はじまりの歌 with 葉加瀬太郎

--- 次の「MyLove」は、ウクレレと波の音で始まるアコースティック楽器の良さが際立つナンバーでしたね。

平井:この曲は僕が一番愛するもの、僕の場合はパートナーですけど、そこに対しての気持ちや今自分が感じていることを、何のフィルターもかけずに書いた曲です。
--- 詞はサラサラと出てきましたか?

平井:悩む部分もありましたけど、皆さんが手に取った時に共感してもらえるかどうかを考えながら作りました。この詞のテーマってすごくパーソナルな部分じゃないですか。だからあまりにもパーソナルに行き過ぎると響きにくくなってしまうので、その辺のバランスはすごく考えましたね。基本的には、僕の今の素直な気持ち、愛に対しての気持ちを書いています。
--- 続く「I SHOT THE SHERIFF」はボブ・マーリーの名曲で、これはどのようなサウンドにしようと?

平井:今回はレゲエとロック、ロックと言ってもブルース寄りですけど、その辺がうまくミックスされていて、なおかつ音としては現代にもフィットするサウンド感にしたいという思いがありました。この曲って、どのバージョンを聴いてもカッコいいんですけど古めかしいというか。ボブ・マーリーやエリック・クラプトンが当時感じていたものを僕が引き継いで現代にまた表現できればという思いでこのアレンジにしました。

via
--- 6曲目「SOUNDS LIKE A LOVE SONG」も愛の曲ですね。

平井:たとえ愛してる間柄でも気持ちが通わない時期ってあると思うんですよね。そういう時の気持ちを書きました。次の「BEAUTIFUL LANE」はアルバムの中では一番ヘビーじゃないかな。この曲は、人生におけるあらゆる別れを、自分の中でどう消化できるかということを考えながら作った曲です。
--- 8曲目「MyFam」は次の「FAMILY SONG」につなげるためのインストなんですよね?

平井:そうですね。そこはすごく意識して作りました。「MyFam」は家族で過ごす時間をテーマにしていて、僕のギターとウクレレと口笛が入ってるんですけど、後ろにバーベキューをしているサウンドを乗せたりしているんです。家族の時間って一番落ち着く時間でもあるし、そういうほっこり感を表現できればと思って。家族が一緒にいるとき、例えばバーベキューをしたり海に遊びに行ったり、そういう時にどんな気持ちになるかなということを想像したらコード進行も自然と出てきて、素直にただただマイクを立てて録った曲です。
--- 口笛は平井さんが?

平井:だいたい僕が吹いていますね。「はじまりの歌」も「MyLove」も。でもすごい恥ずかしいですよ。ちゃんとしたスタジオの中でアホみたいに口笛吹くって(笑)。
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