2019年3月20日 更新

ライブハウス大作戦

みんなの想いが一つになるとき、そこに集う場が生まれる

東北ライブハウス大作戦

『東北ライブハウス大作戦』とは、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県と宮城県の沿岸部に誕生したライブハウスです。岩手県宮古市と大船渡市(KESEN ROCK FREAKS)、宮城県石巻市(BLUE RESISTANCE)の3ヶ所から、宮古市のKLUB COUNTER ACTION MIYAKO(以下、カウンターアクション宮古)に行って感じたことを、私なりにお伝えしますね。

KLUB COUNTER ACTION MIYAKOの太田昭彦さんと撮影
※「オオタキン」の愛称でアーティストにも親しまれている

北陸からやって来た親子もとっても楽しんでもらえた様子!
※[左手前] カウンターアクション宮古のマスコットキャラ・せいじさん
 2019年3月14日〜17日、4人組のバンド・SPYAIRがこれらの3ヶ所を回るツアーを行いました。SPYAIRにとって初めての東北ライブハウス大作戦ツアーな上、ライブハウスでのライブそのものが久々、というチケットは即完でプレミアに。
 関東はもちろん、関西からやってきたお客様にもお会いしてお話を聞きましたが、「ものすごく近い距離でライブを楽しめた!」といい笑顔。メンバーお帰りの際には‘宝塚’のようなお見送りの光景も。そう、アーティストとの距離が近いのも東北ライブハウス大作戦の魅力ですね。ラッキーだとライブ後に食事のために入ったお店にアーティストがやって来る、なんてことがあるかも!?

SPYAIRも残した「木札」
 ライブハウスの壁を、ところ狭しと埋め尽くしているのが木札。タテ18センチ×ヨコ9センチの木の札は1枚5000円で、ライブハウスに思いを寄せる方々の気持ちがまさにこの木札です(購入後、筆で名前を書く)。
 SPYAIRはカウンターアクション宮古で、計6枚の木札を使用してこちらのロゴを書きました。メンバー自ら鉛筆で下書きしてから丁寧に書いた木札は、3ヶ所それぞれで違うので廻って見るのも面白いですね!

こちらの木札は10枚使用して、アーティスト自ら書いています。どのアーティストも美しい文字!

Hi-STANDARD・2017年リリースのアルバム『THE GIFT』
この写真はクラブカウンターアクション宮古でのライブ時に撮影されたもの。
 ライブハウスなので、ライブバンドが訪れているのはもちろん、映画の上映会を開催したり、お笑いライブもある。演歌歌手やアイドルもステージに立てば、音楽や楽器に触れてもらうためにライブハウスを解放する日も。
 そんなクラブカウンターアクション宮古に行くと、いつも思い出すことがあります。東日本大震災からわずか3ヶ月後に『POWER STOCK』という無料イベントが開催されました。氣志團を筆頭に多くのアーティストがトラックの荷台を舞台にライブを行いましたが、あの時に集まった地元の方を中心にした、幅広い年代の方々が純粋に音楽を楽しむ姿。とってもいい表情がたくさん見えた1日でした。
 音楽は必ずしも生活に必要なものではないかもしれない、でも、音楽が心を満たしたり潤してくれたりするのも間違いなくて、明日の一歩に繋がる力のようなものを音楽はくれるものだな、と強く実感しました。だからこそ、こうして‘音が鳴る場所’が街の中にあるというのはとても大切なことだと思うのです。
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