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2018年12月28日 更新

4人体制としては最後となったワンマンライブFAKY LIVE 2018 "fo(u)r"@恵比寿LIQUIDROOMライブレポート

4人体制としては最後となるワンマンライブ「FAKY LIVE 2018“fo(u)r”」を開催したFAKY。Annaの卒業公演となった12月20日(木)恵比寿LIQUIDROOM公演の模様をお届けします。

TEXT:永堀アツオ

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世界で通用するグループを目指して結成された4人組のダンス&ヴォーカルグループ、FAKYが、12月20日(木)に、東京・EBISU LIQUID ROOMにて、4人体制としては最後となるワンマンライブ「FAKY LIVE 2018“fo(u)r”」を開催した。

 2013年に多国籍な5人組グループとして結成されたFAKYは、メンバーチェンジと約1年間の活動休止期間を経て、再始動。2017年6月には待望のメジャーデビューミニアルバム『Unwrapped』をリリースし、同年10月には東京・Shibuya music DUOにて開催された初のワンマンライブを大成功に収めた。2018年夏にはアニメ「ブラッククローバー」のEDテーマに起用され、ドラマ「あなたには渡さない」のOPテーマも担当。YouTubeやサブスクを通して国内外で支持を集めていた彼女たちが、いよいよお茶の間にも進出した矢先となる同年11月に、オリジナルメンバーでリーダーでもあったAnnaがグループを卒業することを発表。この日は、2019年から「女優業に専念する」というAnnaのラストステージとなっていた。

 4人のメンバーの絆をテーマにした最新シングル「four」のリリース翌日である本公演には「fo(u)r」というタイトルが付けられ、4つのセクションに分けて構成されていた。「4人のFAKYを応援してくれたみんなに」というAkinaからのメッセージがスクリーンに映し出されたセクション1のタイトルは「for (u)」。Akinaが加入し、4人体制で再スタートを切った彼女たちが初めてリリースした6曲入りのデジタルEP「CANDY」収録曲が中心にセレクト。トランシーなパーティーチューンで、グループとしての最初の楽曲でもあった「Better Without You」
でスタートするとフロアからは自然とクラップが沸き起こり、「Candy」ではAnnaがおなじみの美しいハイキックを披露。EDMやトラップなどをオルタナティブなポップ・ミュージックに昇華した楽曲をノンストップでパフォーマンスし、チルアウト系のミドルナンバー「Are You OK?」では、グループ結成前のavex artist academy時代からの友人であるLil’ FangがAnnaの顔を覗きながら歌うシーンもあった。

 「今日、ステージに立てているのも、このチームにいるから。このチームと一緒に戦えてきたこと。たくさんのリスペクトを込めて」というMikakoのメッセージから始まったセクション2「for the team」には、数多くのレーベルメイトが集結した。BACK-ONのMCであるTEEDAとKENJI03がLil’ Fangとロックし、90S&NEW RIVIVALをテーマにしたメドレーでは、FAKYとユニットコミュニティー“FAMM’IN”を結成していたマネキンラップデュオ、FEMMとシンガーソングライターのYup’inに加え、多方面での活躍も著しい加治ひとみも参加。さらに、「今夜はブギー・バック」ではlolの女性メンバーのhibiki、moca、honokaの3人も加わり、総勢13名によるパフォーマンスとなった。また、客席後方には、avexを代表するアーティストの面々も観戦に訪れており、これほど多くの仲間が集まったのはAnnaの人柄によるものだろう。改めて、彼女がどれほど愛されていたのかがひしひしと伝わってくる、温かく親密なムードのセクションとなっていた。

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「真実に立ち向かって、戦い続けていく」というAnnaの覚悟が語られたセクション3「for the haters」では、自分の心との戦いがテーマとなっていた。最初期のナンバーであるストイックなR&B「Girl Digger」では見ているだけでグッと腕に力が入るほどの緊迫した歌声を聴かせ、立ち去ろうとするLil’fangを3人が引き止める「Why’d You Make Me Cry」や、何度も膝から崩れ落ちては立ちあがる「Surrender」では、葛藤の末に未練を断ち切り、困難を乗り越えていく姿勢が表現されていた。

 そして、「進む道が違っても、離れ離れになっても、これからも絆は繋がっている。大好きだよ」というLil’ FangからAnnaへのメッセージが流れたセクション4「for Anna」はソロコーナーとなっていた。Mikakoはダンスで、Akinaはダンスと歌で、Lil’ Fangはクリスティーナ・アギレラ「バウンド・トゥ・ユー」のカバーでAnnaの旅立ちを祝福した。そして、Annaは「歌手として最後の曲をお母さんと歌いたい」と語り、ステージに実の母を呼び込んだ。小学校4年生の時にミュージカル「アニー」のオーディションを受ける前から母に歌を習っていたエピソードを語り、トリー・ケリー「Don’t You Worry ‘Bout A Thing」を母のピアノ伴奏で力強く高らかに歌い上げると、フロアからは大きな拍手と喝采が上がった。

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最後は再び4人に戻り、1stワンマンのテーマでもあった「Who We Are」で美しくも切実な思いに溢れたハーモニーを響かせ、新たな夜明けを歌うトロピカルハウス「Somebody We’ll Know」ではずっと我慢していたLil’ Fangの涙腺がついに決壊。「本当にね、今はただただ寂しくて。今、この瞬間を1秒でも長くいたいと思っちゃうくらい大切な空間にみなさんがしてくれたことを本当に感謝しています。4人でやってこれた意味をみんなが作ってくれました。本当にありがとうございました」と語りかけ、続いて、Annaが涙をこらえながら「最後の曲は4人の絆を歌ってます。聞いてください」と消えるような声で紹介した「Four」へ。Lil’ Fangはもはや歌える状態ではなかったが、それでも力強く、Annaに向かって<君に幸運を!>と声をあげ、「Annaのいる4人のFAKYは最後かもしれないけど、これからそれぞれ、未来に向かっていきます」と語り、涙が溢れる中で本編は締めくくられた。

 アンコールでは、セクション5「for FAKY mania」として、コアファンに向け、5人時代のナンバー「P.O.V.」や「The One」を選曲。キレのあるダンスで観客を楽しませ、Annaのラストライヴに込めたそれぞれの思いを語った。

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Mikako:Annaから最初に辞めるって聞いたときは、怒りと悔しさでいっぱいでした。でも、みんなと話して、Annaともお互いの気持ちをたくさんぶつけ合いました。Annaが女優を目指しているのも出会った当時から知ってたし、Annaと同じように私も目指しているところがあります。なので、そこは今までと変わらず、お互いのことをリスペクトしあって、明日からは目指す場所が一緒じゃなくなっちゃうけど、今まで通り、遠くに行っても、お互いに支えあいながら、頑張っていきます。一緒に夢を叶えていきます。なので、円満です(笑)。

Akina:初めて聞いたときは悲しかったけど、Annaがやりたいことを絶対に押さえたくなかったし、一番ハッピーになれる道をどんどん進んで欲しいなと思いますね。これからFAKYもAnnaもいっぱいたくさんサポートして欲しいです。

Lil’ Fang:今は、何を話しても寂しいけど、Annaには止まって欲しくないし、私たちも絶対に止まりたくないなっていう気持ちがあります。みんなにも悲しい思いをさせたくないという気持ちでいっぱいです。

Annna:先月、発表した時に、みんなをびっくりさせてしまってごめんなさい。発表した時は本当に怖くて。みんなになんて思われるかわからないし、なんで辞めるのって責められるじゃないかと思ったんだけど、みなさん、すごく温かいメッセージをたくさんくださって、本当に嬉しかったです。ずっと、小さい頃から歌手になりたくて。ここにいれるのはたくさんの方のサポートがあったからです。なんでもない中学生をエイベックスに所属させてくださったスタッフの皆さん、ライブに来てくださる皆さん、そして、この3人のメンバー。本当にいろんなことがあったし、ぶつかり合ったこともあったけど、何より笑ってたことも多かったし。本当にこの3人がいたから私は今ここにいると思うので、これから違う道にはなってしまいますが、来年からは私もみんなと一緒に会場でお客さんとして、FAKYを応援したいと思います。これからもFAKYの応援をよろしくお願いします。ありがとうございました!

 Mikakoはフロアを笑わせ、AkinaとLil’ Fangは涙を流し、Annaはメンバーやスタッフ、ライブに足を運んでくるファンのみんなに対する感謝の気持ちをまっすぐに伝えた。

 そして、ここで、Lil’ Fangから新メンバー2人が加入することがサプライズでアナウンスされた。フロアに驚きの声が上がる中、新メンバーとして、「FAKYのためにフィリピンからきました」というTAKIと、元Def WillのHINAがステージに登場。最初で最後となる6人編成で代表曲「Candy」をパフォーマンスし、ラストは4人による「SUGA SWEET」で再びフロアを盛り上げた。「5人で頑張っていく“うちら”に拍手をください」というAnnaの挨拶と深々としたお辞儀を持って、約6年間に及んだAnnaのFAKYとしての活動は幕を下ろしたが、最後の瞬間までFAKYのリーダーとしての務めを果たした彼女の“うちら”という言葉には嬉しさを感ずにはいられなかった。2019年は、5人組となったFAKYと女優を目指すAnna、それぞれの未来を応援し、期待し、見守りたいと思う。

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セットリスト

SECTION1:for (u)[Dance Section]
MESSAGE 0:Akina
Better Without You
Pretty
Candy
Bad Things
Chase Me
Are You OK?

SECTION2:for the team[Guest Section]
MESSAGE 1:Mikako
Wimp with Lil' Fang(Back On & Lil' Fang)
Japanicano
Revival Medley
- Feeling Good(FAKY)
- Candy Girl(加治ひとみ / FEMM)
- 恋心(Yup'in)
今夜はブギー・バック(All Member)

Section3:for the haters[Emotional Section]
MESSAGE 2:Anna
Last Petal
Girl Digger
Why’d You Make Me Cry
Surrender

Section4:for Anna[Solo Section]
MESSAGE 3:Lil' Fang
Afterglow【Miako Dance】
On Me【Akina Dance】
Bount to you/Christina Aguilera 【Lil’Fang Song】
Don’t You Worry ‘Bout A Thing/スティーヴィー・ワンダー【Anna Piano Solo】
Who We Are
Someday We’ll Know
four

Section5:for FAKY Mania[Encore Section]
The One
Old Song Medley
- P.O.V.
- What R You Wating For
- Get Up
Candy (6 Members)
SUGA SWEET

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