mu-moステーション | あらゆるエンタメをもっと楽しむ

2017年11月29日 更新

天性のボーカリスト 宇都宮隆の凄さの話、“学校では教えてくれない大切なこと”の話 【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

6歳のあらた君&11歳のみー君の2人の息子に囲まれて、音楽業界の荒波を駆け抜ける男・ふくりゅう(埼玉県在住)。 “音楽コンシェルジュ”を名乗る彼が今週気になるあの話題を、愛する息子たちと一緒に切り取ります! 巻末の担当編集による編集後記まで楽しんでくださいね♪ ★今週の気になりワード★「宇都宮隆」「学校では教えてくれない大切なこと」「さいたまスーパーアリーナ けやきひろばのクリスマスマーケット」

via

天性のボーカリスト、宇都宮隆の凄さ!

どうも、音楽コンシェルジュのふくりゅうです。先日、TOKYO DOME CITY HALLにてツアー・ファイナルが行われた宇都宮隆 率いるスーパーバンド、T.UTU with The BANDのライブへ行ってきました。

注目は、90年代当時も参加していた豪華メンバーの再集結。何といっても日本のロック&ポップシーンを代表するREBECCAの土橋安騎夫(Key)と是永巧一(G)、FENCE OF DEFENSEの山田わたる(Ds)、TMNのツアー・メンバーとしても知られる葛城哲哉(G)らが最強の演奏を繰り広げておりました(さらに、新規でベーシストに種子田健が参加)。

ウツ(宇都宮隆の愛称)の凄さ、それはロック〜ポップ〜ダンス・ミュージック〜フォーク〜歌謡曲など、あらゆるジャンルを自分のものとする軸のぶれないスキルフルな歌唱力の高さ。あの艶やかで色っぽくも優しい歌声がメロディーに乗ると、どんなサウンドでも“宇都宮隆”になるのです。
via
盟友である小室哲哉の信頼も厚く、80年代〜90年代にJ-POPの歴史を作り上げたTKがなぜ男性ボーカリストにパーマネントに楽曲を提供しなかったかというと、それはTM NETWORKで唯一無二の歌声を持つウツとユニットを組んでいたからに他ならないそうです。ぜひ、ソロでのTK提供による名曲「discovery」(1996年11月25日発売)を聴いて欲しいです。
さらに、TM NETWORK時代にツアー・メンバーでギタリストだったB’zの松本孝弘も「少年」(1996年4月22日発売)という名曲を提供しています。
ちなみに、T.UTU with The BAND時代に当時ソニー・マガジンズから出したアーティストブック『T.UTU BUTTERFLY』(1993年3月30日発売)は、アーティストの魅力を伝える上でパーフェクトな1冊であり2017年の今もなお要注目です。写真、インタビュー、対談、解説、資料などなどビジュアルも構成も超一級品。すべてのアーティストやスタッフ、編集者、音楽ファンに読んで欲しいバイブルであり教科書でもある宝物な一冊です。とっても勉強になります。音楽が好きになります。

『T.UTU BUTTERFLY』

via
ウツのライブは、常にオープニングからこだわります。今回も、謎の覆面前説MCが小粋なジョーク!?で登場しつつ、ピエロ(エディー)がストーリーテーラー役として暗躍する、シアトリカル(演劇的)で敢えてのアナログ風味な演出に引き込まれました。

そして奏でられた驚きのオープニング・ナンバーは1stアルバムに収録された全編英語詞のタイトル・チューン「Butterfly」(1993年2月21日発売)。いきなりのフューチャー・ファンクにデジタライズされたダンス・ミュージックの登場。軽快なラップパートは低音ヴォイスがクールな葛城哲哉が軽やかに決めるサプライズ感。一気にT.UTUワールドが炸裂です。てか、みんな演奏が上手すぎます。
via
本編最大の盛り上がりは、25年前にデビュー・シングルとしてリリースした「Trouble In Heaven」(1992年11月21日発売)。ローリング・ストーンズばりにツインギターが牽引するアッパーなロックンロール。いやぁ、ウツはロックが似合うわ。
もともと、敬愛するロッド・スチュワートに憧れてのロン毛なスタイルだと思うのですが、そもそもロッド・スチュワートも、元はジェフ・ベック・グループ、フェイセズに在籍していたロック史に名を刻むレジェンダリーなボーカリスト。元サッカー選手で、ライブ中に客席にサッカーボールを蹴り込むパフォーマンスが定番なのですが、ウツもTMN時代にやられてましたよね(微笑ましい)。ロッド・スチュワートは昨年、音楽界への長年に渡る貢献が評価され英国政府によりナイト爵位が授与されました。いやほんとウツの日本音楽シーンへの貢献度もしっかりと評価していきたいところです。

そして中盤、まさかのTM NETWORKのセルフ・カバーでは、自身のフェイバリットだと言う名曲「TIME」(1985年6月21日発売)を、クリスマス気分を感じさせる鐘の音によるアレンジで、心地よい切なさで空間を満たしてくれました。いつも思うんですけど、ほんとライブにおける選曲センスが絶妙なんですよね。
via
とどめは、1992年にソロ第1弾T.UTU with The BANDの際に、バンドのイメージを自ら確認するためにパイロット版的に録音して当時は世に出さなかったザ・タイガース「シーサイド・バウンド」カバーも盛り上がる盛り上がる。タイムレスでエヴァーグリーンでエモーショナルなロック・サウンドの妙。ウツは、60年代〜70年代〜80年代〜90年代〜00年代、そして現代に至るまでをスタイルを変えることなく、楽しげに軽やかにサウンドを乗りこなしていくのです。
そしてラストは最新ヴァージョンとなる、ハードなギターリフが牽引するロック・アレンジなTM NETWORK代表曲の進化系セルフ・カバー「GET WILD PANDEMIC」で大団円に。
38 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

天性のメロディーメーカー 木根尚登の話、ニューウェーヴな懐石料理屋さんの話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

天性のメロディーメーカー 木根尚登の話、ニューウェーヴな懐石料理屋さんの話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

6歳のあらた君&11歳のみー君の2人の息子に囲まれて、音楽業界の荒波を駆け抜ける男・ふくりゅう(埼玉県在住)。 “音楽コンシェルジュ”を名乗る彼が今週気になるあの話題を、愛する息子たちと一緒に切り取ります! 巻末の担当編集による編集後記まで楽しんでくださいね♪ ★今週の気になりワード★「木根尚登」「新 arata」「アカシエ」「aoyama christmas circus by avex」
mu-mo station編集部 | 1,694 view
ミオヤマザキはカリスマの歴史を塗り替えるの話、サバ缶美味の話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

ミオヤマザキはカリスマの歴史を塗り替えるの話、サバ缶美味の話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

6歳のあらた君&11歳のみー君の2人の息子に囲まれて、音楽業界の荒波を駆け抜ける男・ふくりゅう(埼玉県在住)。 “音楽コンシェルジュ”を名乗る彼が今週気になるあの話題を、愛する息子たちと一緒に切り取ります! 巻末の担当編集による編集後記まで楽しんでくださいね♪ ★今週の気になりワード★「ミオヤマザキ」「サバ缶」「鮭の中骨缶」
“ULTRA JAPAN”で感じたこと&キンミヤ焼酎の話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

“ULTRA JAPAN”で感じたこと&キンミヤ焼酎の話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

5歳のあらた君&10歳のみー君の2人の息子に囲まれて、音楽業界の荒波を駆け抜ける男・ふくりゅう(埼玉県在住)。 “音楽コンシェルジュ”を名乗る彼が今週気になるあの話題を、愛する息子たちと一緒に切り取ります! 巻末の担当編集による編集後記まで楽しんでくださいね♪ ★今週の気になりワード★「ULTRA JAPAN 2017」「PANDORA」「Underworld」「水曜日のカンパネラ」「キンミヤ焼酎」「広尾81」「エウレカセブン」
小室×浅倉+Beverly=PANDORAの話、国内最大級のビールフェスの話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

小室×浅倉+Beverly=PANDORAの話、国内最大級のビールフェスの話【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

5歳のあらた君&10歳のみー君の2人の息子に囲まれて、音楽業界の荒波を駆け抜ける男・ふくりゅう(埼玉県在住)。 “音楽コンシェルジュ”を名乗る彼が今週気になるあの話題を、愛する息子たちと一緒に切り取ります! 巻末の担当編集による編集後記まで楽しんでくださいね♪ ★今週の気になりワード★「PANDORA」「小室哲哉」「浅倉大介」「Beverly」「仮面ライダービルド」「STEPHENSMITH」「けやきひろば ビール祭り」
水曜日のカンパネラの凄さを解説!【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

水曜日のカンパネラの凄さを解説!【音楽コンシェルジュ ふくりゅう】

5歳のあらた君&10歳のみー君の2人の息子に囲まれて、音楽業界の荒波を駆け抜ける男・ふくりゅう(埼玉県在住)。 “音楽コンシェルジュ”を名乗る彼が今週気になるあの話題を、愛する息子たちと一緒に切り取ります! 巻末の担当編集による編集後記まで楽しんでくださいね♪ ★今週の気になりワード★「水曜日のカンパネラ in 日本武道館」「ボディレシピ フットリフレッシュ」「きになるき」「嘘とカメレオン」

この記事のキーワード