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2017年11月16日 更新

パノラマパナマタウン、独占取材。アニメ『十二大戦』主題歌「ラプチャー」の真意を聞く。〜生きたまま 死ぬんじゃねぇぞ〜

西尾維新×中村 光のタッグで話題のTVアニメ『十二大戦』のオープニング曲に抜擢された「ラプチャー」を手がけるインディーズバンド“パノラマパナマタウン”。その詞曲をすべて手がける岩渕想太(Vo&Gt)に『十二大戦』の物語や、彼自身の幼少期について聞いてみました。落ち着きながら丁寧に言葉を選び、哲学を感じさせる発言に心が躍りました。言葉の魅力を持つ新しい才能を持つバンドの登場です。巻末の読者プレゼントも要チェックです。

TEXT:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
2017年、大躍進を遂げたバンドといえば神戸発の4人組 パノラマパナマタウン。10月には、干支の名を宿した戦士がバトルロワイヤルする西尾維新 原作の人気アニメ『十二大戦』主題歌「ラプチャー」を手がけ、2018年初頭にはA-Sketch(ONE OK ROCKやflumpool、THE ORAL CIGARETTES、フレデリックなどが所属)よりメジャー・デビューするなど、その活躍の勢いはとどまることを知りません。

「どこかの世界。十二年に一度、十二支の戦士が集い争う「大戦」があった。今回は十二回目。頂点に立った一人は“どうしても叶えたいたったひとつの願い”を成就する事が出来る。十二人の戦士はそれぞれの想いを胸に、戦場に赴く。」という、一風変わった『十二大戦』の物語。

原作から読み込んだという、パノラマパナマタウンの詞曲をすべて手がける岩渕想太(Vo&Gt)に『十二大戦』の物語についてや、彼自身の幼少期についてなど聞いてみました。落ち着きながら丁寧に言葉を選び、哲学を感じさせる発言に心が躍りました。言葉の魅力を持つ新しい才能を持つバンドの登場です。

パノラマパナマタウン 岩渕想太(Vo&Gt)

PHOTO:八木虎造
via

部室で4人で「かっこいい音を鳴らそうぜ!」ってはじまりました

——パノラマパナマタウン、結成の経緯から教えてください。

岩渕:4人とも同級生で大学の同じ軽音楽部でした。大学入ってはじめて楽器を触ったんですよ。バンドやるのもはじめてで。最初にコピーしたのはandymoriでした。その流れで、ドラムの(田村)夢希の提案でオリジナル曲をやるようになりました。「曲作ってみてよ!」って。
——えっ、何もかもがはじめてで急だったんですね。

岩渕:そうなんですよ。これまで曲を作ったことないし。ギター持って半年ぐらいのタイミングでした。わかんないなりにギターをかき鳴らして、語りなラップ調で「ロールプレイング」という僕らにとって大事な曲ができて。

パノラマパナマタウン / ロールプレイング(PV)

——オリジナル曲志向の軽音部だったんですか?

岩渕:いえ、みんなカバーばっかりで。でも、コピーバンドやることに違和感を感じていたんです。誰かのやったことをなぞるだけで大学生活を終わりたくないなって。表現をしたかったんです。部室で4人で「かっこいい音を鳴らそうぜ!」ってはじまりました。
——andymoriって世代的にどんな存在だったんですか?

岩渕:僕らはかなりジャストというか、高校の頃はずっと聞いてましたね。圧倒的にオリジナリティーがありました。僕らも4人で音を出し合う時なんかは、他と違うことをしたいというのが強くありました。
via
——パノラマパナマタウンもオリジナリティーが高いですが、ラップ的な手法にUKロック的なサウンドを織り交ぜるところにセンスを感じました。

岩渕:メンバー4人とも好きな音楽はバラバラなんですよ。僕もいろいろ聴きますね。ブリットポップやイギリスの音楽が好きです。ブラーが一番好きで。アメリカのオルタナロックも好きで。今回「ラプチャー」はイギリスを意識して作ってます。
——UKロックというか、ブラーが最初に盛り上がったブリットポップのムーヴメントってもう20数年まえの出来事じゃないですか?

岩渕:そうですね。僕が95年生まれなので。
——ブリットポップとか94年が最盛期なんで、完全に生まれた頃ですね。岩渕さんにとって、20数年前の音楽を聴く感覚ってどんな感じなのでしょうか? ブラーとか、もちろん今もかっこいい存在ではありますが。

岩渕:僕らからしたら、連なった歴史というより、いま新しいものを探す感覚と90年代の音楽を引っ張り出す感覚は並列ですね。なかでも、僕は新しい音楽だけでなく90年代のUKやアメリカのオルタナ・シーンも好きなんです。
——そんなシーンのエッセンスから、パノラマパナマタウンはどんな影響を受けてきましたか?

岩渕:一番大きいのは、ビースティー・ボーイズですね。やんちゃな感じとか「俺たちが最強だぜ!」って言ってる感じ。インテリだけど悪ふざけしてる感じというか。日本にそんなバンドいなかったんですよ。そんな存在になりたいなって思いました。

Beastie Boys - (You Gotta) Fight For Your Right (To Party)

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