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2018年10月16日 更新

また恋がしたいという人が聴いても、ちょっとドキドキするような… デビュー25年を迎えた古内東子にインタビュー

90年代中期、「誰より好きなのに」で大ヒットを記録し、これまでに数多くのアーティストにカバーされてきた古内東子。当時、恋愛詞が多いことから「恋愛の神様、教祖」と称えられた彼女がデビュー25周年を記念し、約6年ぶりとなるオリジナルアルバムを発表。

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INTERVIEW&TEXT:池谷修一
──約6年ぶりのオリジナル作ですね。曲作りの背景からうかがえますか?
久々でもあるので、始めはメロディーだけ作っていたんです。それを制作スタッフに聞いてもらったりするのを繰り返していました。それぞれのタイトルは記号的に仮につけていて、後で歌詞を広げていきました。前作はカヴァーアルバムですべてデュエットだったのんですよ。曲作りは久しぶりで、いつもはこうだったというのが一回途切れていて。これまでは歌詞とメロディーを一緒に作っていましたけれど、今までにないやり方でしたね。

──曲一曲が徐々に成長していくような制作過程ですよね。
出来上がってみるとプロセスの違いは自分ではさほど感じないですが、面白かったですね。少しづつサビを作って、でもそれをパズルのように組み合わせることは結局なくて。完成を見据えることもほぼなく、手間は掛かりましたけどいい時間でした。もともと締切りやお題があると燃えるタイプなので、ゆっくりと作りました。昨年の頭ぐらいに始めて最初はいっぱい作って厳選しようと思っていたんですが、ほとんどの曲が生かされています。やり始めたら楽しくて、感覚を思い出しながらですね。極力アレンジもせずにピアノを弾きながらメロディーとコードが分かる感じだけにあえて留めて。

──アルバム全体を生み出すのに鍵になるような曲はあるんですか?
それが、全部がほぼ同時にできあがっていった感じなんです。アレンジができてから歌詞を書いたので、本当に異例な作り方ですね。アレンジャーの方たちは大変だったと思います。タイトルだけは決まっていましたが、ほんとに皆さんすごい。そのアレンジにインスパイアされながら私は歌詞を書いたので、すごくコラボしたつもりなんですが(笑)。

──古内さんの予想を超えたアレンジもありましたか?
「Lost in the Wind」という曲はいつもご一緒している河野伸さんのアレンジですが、もともとミドルのバラード的な曲だったのがちょっとテンポをあげたことで大きく変わりました。インコグニートのブルーイさんにお願いした「After the Rain」は、私が抱いていたちょっとファンキーなインコグニートのイメージとは違いましたが、すごくハマってますよね。バンド録音のようにやっていたころを彷彿とさせるサウンドがリード曲になっている「Enough is Enough」。昔から聴いてくださっている方は懐かしいんじゃないかな。実は初めてのアレンジャーさんなんですが。

──タイトルがすべて英語のなのは、これまでにないところですね。
そうですよね。でも私のなかではすごく愛着があるんです。歌詞に関してもリアリティーはもちろん大切にしているんですが、全部自分が主人公だというのも、もうちょっと違う。かといって他の人物かというとそれも違うんです。仮に自分がもし主人公になったとしても、痛くない感じで書こうかと(笑)。それは一周も二周もして、また恋がしたいという人が聴いても、ちょっとドキドキするようなものになるといいなと思っていますから。恋する同志としては、若い人が聴いても世界観としては遠ざけているつもりもなくて。そういうバランスはすごく考えましたね。

──この変化はとても興味深いですね。
等身大ではありません、というのも違うし、自分というフィルターを通してないわけじゃないんですが、これは全部自分の歌ですよ、というのもちょっと違うかなと。かといって小説を書いているようなつもりでもなかったというか。

──フィクションでも私小説でもなく?
最終的には自分でも分からないんです。それが今の気分ですね。以前より俯瞰の目が入っているのかな。
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──なるほど、このアルバムは自分にとってどんなものになりましたか?
すごく新鮮ですね。曲作りの苦労が過程においても思い出されなくて。今はどんな人が聴いてくれるんだろうと、人の気持ちになって聴いてみたりしています(笑)。かつてはこういうアルバムを作るとはぜんぜん想像していませんでしたね。活動25年の集大成だとかの大きな看板は与えたくなくて、これ聴いてみて! と勧められるアルバムです。

──ではジャケットのお話しですが、イラストが山口はるみさんなんですね。
各曲をアレンジする段階でキーワードがA.O.Rじゃないかということになって、そこからヴィジュアルのイメージもAORの時代を表すものがいいんじゃないかということになって、山口さんにお願いしました。インパクトもとてもありますが、ぴったりとハマりましたよね。

──アニバーサリーのコンサートも近いですね。近頃は小規模なライヴも盛んにされていますが。
歌うことに関しては明らかにデビュー当時より身近になっていますね。だいたい毎月歌う機会があることが以前とは違っています。かつては1年ごとのツアーの度にドキドキして、そうしているうちに終わってしまうような。今回は人前で歌うことが特別だったのが割と身近に感じられるなかでの制作で、気負いがなかったですね。自分に無理がないところの声、いちばん好きなところの声とかが出るようにメロディーも作っていったのかな。昔は高い音をサビのいちばんいいところに持ってくるとこともあったけれど、それも時代だったんですかね。今は少しずつ考えが変わって、作曲にも少し影響しているかも知れないですね。

──じっくりとさぐりながら一番気持ちの良いところに歌を持っているんですね。
長目にやっているから、そろそろこういうのがいいかなという感じかなと思います。長い時間をかけて分かった、自分というようなことでしょうかね。

──では、ショップではオリジナルのグッズをありますが、こちらの紹介をお願いします。
ええ。女性らしいピンクが目につくものですね。最近はライヴで男性が増えているんですが、奥さまや娘さんへのプレゼントにもいいかなと思います。「ハンカチ」は、お弁当を包んだり、ワインを包んだりして使えたら。風呂敷には小さいけれど、かわいいですよね。「トーコバッグ」は旅行に行くときなど小分けのバックとして使うのにいいかも。ノートPCも入りますよね。おすすめはヘアアイロンなどを入れて、くるくるっとスーツケースに、です。「コスメポーチ」はとにかくたっぷり入るので、コスメ以外にもいいかもしれませんね。モバイル機材のケーブル入れなどにも使えるかも。

──ペンダントとシャンパングラスはちょっと優雅ですね。
小物づかいがさりげなく上手な方には憧れますね。自分が黒や紺が好きということもあるんですが、「SWAROVSKIのペンダント」は黒のシンプルなトップとかにキラッとつけていただきたいですね。「木村硝子店のペアシャンパングラス」。これは泡でも貴腐ワインやシャブリでもいいみたいです。私はお酒ではやはり泡のものが好きです。お店で冷えているいいグラスが出てくると最高に嬉しいですよね。

──アーバンで綺麗、ちょっと華やかで、古内さんの歌世界に通じるグッズですね。音楽と一緒で彩りと味わいは大切ですよね。ありがとうございました。

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LIVE INFORMATION

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◆古内東子25周年アニバーサリーコンサート2018
・10月20日(土)  東京 ヒューリックホール東京

◆古内東子~25thAnniversary Acoustic Tour in Fall-Winter2018~
・11月03日(土) 神奈川 MOTION BLUE横浜
・11月08日(木) 愛知 BLUE NOTE名古屋
・11月27日(火) 東京 COTTON CLUB東京
・11月28日(水) 東京 COTTON CLUB東京
・12月01日(土) 広島 Juke広島
・12月03日(月) 愛媛 MONK松山
・12月09日(日) 宮城 retro BACKPAGE仙台
・12月21日(金) 熊本 Restaurant Bar CIB熊本
・12月23日(日) 熊本 ROOMS福岡
・12月28日(金) 大阪 umeda TRAD
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