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2019年3月12日 更新

「いい曲が生まれた。これで次に進んでいける」と思えたニューアルバム moumoon『NEWMOON』インタビュー

moumoonが2019年3月6日に8枚目のオリジナルアルバム『NEWMOON』をリリース。全15曲のCD初収録音源に加え、映像付き商品には「FULLMOON LIVE TOUR 2018 ~Flyways~」が完全収録される。新曲についての制作秘話やツアーを振り返っての感想を語ってもらいました!巻末の読者プレゼントもお見逃しなく♪

TEXT:森朋之 PHOTO:川田洋司
前作「Flyways」(2018年3月)からちょうど1年、moumoonから8thアルバム「NEWMOON」が届けられた。「One Time」(映画「冬のふわふわ」主題歌)、「あふれる光」(TVアニメ「夢王国と眠れる100人の王子様」オープニングテーマ)のほか、最新曲を含む全15曲を収録。また映像付き商品には2018年に開催されたツアー「FULLMOON LIVE TOUR 2018 ~Flyways~」の模様が収められている。“新月”という意味が込められた本作について、YUKA、MASAKIに聞いた。

via moumoon
――ニューアルバム「NEWMOON」が完成しました。前作「Flyways」以降のmoumoonの音楽がコンパイルされた作品だと思いますが、おふたりの手応えはどうですか?
YUKA 新曲の3曲(『ゆいいつむに』『カタルシス』『LED』)が出来たとき、「いい曲が生まれた。これで次に進んでいける」と思えたんですよね。前作「Flyways」のときは「明るいアルバムになったな」と感じていて、すごく好きな作品なんですが、今回はそれを飛び越えられたなって。1年かけて15曲作ってきて、「こんなに強いアルバムになって、良かったね」って。

MASAKI 1年かけて新曲を3曲ずつ配信してきたんですが、制作が進むにつれて、自分たちのなかでどんどんフォーカスが合ってきた感じがあって。音と言葉がピッタリ合ってるというか。

YUKA そうだね。それがいちばん高い状態で制作できたのが、最後に出来た新曲の3曲で。

MASAKI うん。もちろん制作中は大変なこともあったけど(笑)、いいアルバムになったと思います。
――特にアルバム1曲目の「ゆいいつむに」は素晴らしいと思います。ストリングスのフレーズとインディーロック系のサウンドが上手く融合されていて、moumoonの新しい進化を感じられる曲だなと。
MASAKI ありがとうございます。「ゆいいつむに」はアルバム全体を示すような曲にしたかったんですよね。生のストリングスを使ってるんですが、和音を鳴らすのではなくて、耳の残るフレーズにしようと思って。そういう作り方は久しぶりだったし、ストリングスのレコーディングも素晴らしくて。弦一徹ストリングスのみなさんにお願いしたのですが、“この曲を作って良かった。この方々に弾いてもらえてよかった”と思いましたね。YUKAちゃんも泣いてました。

YUKA 弦一徹ストリングスのレコーディングのとき、いつも泣いちゃうんですよ。落合さん(弦一徹ストリングスを主催する落合徹也)に「YUKAちゃんが泣いてるということは、いい仕事したってことかな」って言われて(笑)。ベースとドラムも素晴らしくて、予定よりも早く終わったから、「じゃあ、歌も録ってみる?」ということになって。1日ですべてが揃った、奇跡のような曲ですね。
YUKA(Vo./Lyrics)

YUKA(Vo./Lyrics)

――前に進む意志を感じさせる歌詞も印象的でした。
YUKA 曲を聴いていると、歌いたいことが溢れてきたんですよね。テーマとしては……社会に出ると“人に必要とされるって、どういうことだろう?”とか“自分にしか出来ないことって何だろう?”みたいなことを考えるじゃないですか。『ゆいいつむに』の歌詞には実際のモデルがいて、彼女は自分の目標に向かって頑張ってたんだけど、事情があって別の道に進むことになったんです。壁にぶつかったときに、そのまま頑張り続けるのか、次の新しい場所を目指すのか……そういう選択をしなくちゃいけないときって、いちばん辛いと思うんです。そんなことを考えてるうちに、満員電車にもみくちゃにされている主人公の女の子が浮かんできたんですよね。
――なるほど。moumoonの音楽も同じように、「唯一無二であるべきだ」と思いますか?
YUKA 最近、そのことをよく考えるんですよ。心理学の研究者の方が“アーティストは年齢によってぶつかる壁が違う”ということを書かれていて。20代のときは“自分の作品は(影響を受けたアーティスト、作品などの)マネかもしれない”という葛藤があって、30代になると本当に表現したいことが出て来てくる。40代でそれを打ち砕かれるような体験をして、本当の意味でその人だけの世界が形成されるっていう。私はいま30代ですが、振り返ってみると“確かにそうかも”と思うし、この先の自分たちがどんなものを作るのか確かめたいという気持ちになるんですよね。

MASAKI いろいろなものからの影響が絡み合って自分たちの作品が出来ているんだと思うし、唯一無二でありたいと意識してもしょうがないのかなという気もします。大切なのは“聴いてくれた方がどう評価するか?”だと思うんですよね。ライブでファンのみなさんの表情を見たり、“あの曲が好きです”と直接言ってもらったり。そういうフィードバックを感じながら続けていくしかないというか。
――2曲のタイアップソング(One Time」(映画「冬のふわふわ」主題歌)、「あふれる光」(TVアニメ「夢王国と眠れる100人の王子様」オープニングテーマ))も本作のポイントだと思います。アルバムに馴染んでいるというか、しっかり「NEWMOON」の構成するファクターになっていて。
YUKA どちらの曲も作品に寄り添ってるんですけど、ちゃんと自分たちの願望も叶えられているんですよね。たとえば「One Time」は、監督さんからストーリーと“こういうシーンで使いたい”と伝えてもらったときに、“冬の朝、凛とした空気のなか女の子が 進み出す”というイメージが浮かんで。それは私が表現したいことでもあったし、自然とリンクできました。

MASAKI 「もっとこうしてほしい」というオーダーもなかったんですよ。タイアップ曲の歌詞は大変だと思うけど、作品のストーリーや世界観を汲み取りながら、YUKAちゃんの個性もしっかり出てきて。そういうことも上手くできるようになってきたんだと思います。
MASAKI(Composer)

MASAKI(Composer)

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