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2018年12月14日 更新

心に空いた穴は“音楽”でしか埋まらなかった。伊藤千晃『New Beginnings』インタビュー

音楽活動を本格始動した伊藤千晃が、2018年12月5日に初のソロミニアルバム『New Beginnings』をリリースする。自分をさらけ出したと語る本作について、恥ずかしさも覗かせつつ、等身大の自分を表現することへの真っ直ぐな想いを語ってくれました。巻末の読者プレゼントも要チェックです★

TEXT:永堀アツオ PHOTO:川田洋司
HAIR&MAKE:𠮷崎沙世子 STYLIST:JURIKA.A
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——まず、歌手活動を再開した現在の率直な心境から聞かせてください。

9月にデジタルリリースさせていただいて。まだ2ヶ月くらいしか経ってないんですけど、やっぱり自分は音楽がやりたくてこの業界に入らせていただいたので、音楽を始めてからは心がすごく満たされている感じがしますね。最初は音楽活動を再開させることにいろんな悩みや葛藤もあったんですけど、自分の心の中に空いてた穴が埋まった感じがしてます。
——それは音楽活動でしか埋められないものでした?

実際にリリースしてみて、やっぱり音楽でしか埋まらなかったんだなと実感しましたね。
——ソロ活動を始めるにあたって、理想とするアーティスト像はありますか?

こういうアーティストになりたいというよりは、自分の今の等身大を表現していけるようなアーティストでいたいなと思いましたね。今回のアルバムもサウンドプロデューサーのKENさんん(Ken for 2soulmusic)と一から話し合って作っていったので、本当に自分の“今の気分”の楽曲たちが集まった感じです。
——制作を行う上でコンセプトなどはありましたか?

新しい伊藤千晃を見せていこうっていうテーマがありましたね。裏テーマとして、肩の力を抜いて、とにかく楽しく気持ちよくやっていこうよっていうのもありました。まずは、今までに出したことのない自分、今までとは違う伊藤千晃を見せるというのがいちばんのテーマですね。
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——再始動第1弾として、アルバムの1曲目に収録されている「New Beginning」が9月5日に配信されました。KENさんとの共作とのことですが、どのように進めていったのでしょうか?

その時の今の心境を音にも歌詞にも落とし込んで行こうということで、KENさんの自宅スタジオまでお邪魔して。『こういうサウンドにしたい』とか、『こういう音を使いたい』っていうことをその場で言わせていただいて。ベースとなるトラックを作ってから、ピアノを弾きながらメロディを考えて。『サビはもうちょっと広がる感じがいいんだよね』とか言いながら、本当に密に相談しながら作っていきました。
——作詞も共作で行ってますが、どんな思いを歌いたいと思いましたか?

自分の中では、私は今までハッピーだったり、ポジティブな表現が多かったんです。でも、ポジティブな言葉だけでは今の自分じゃないなって思ったので、ネガティブな自分もいる。たけど今、一歩踏み出す決断をしたということが表現したいと思いました。あんまり自分の弱さを作品に落とし込むことはしてこなかったんですけど、初めて自分をさらけ出した曲になったと思います。
——不安や葛藤、孤独、迷いも吐露してます。

歌詞のイメージを書いてて辛くなりますよね(笑)。自分の心の中を改めて言葉にしてみると、また同じような痛みが舞い戻ってきて、思い出すことって辛いなって思いましたね。もうそんな感情になりたくないから前に進もうとしているのに、それをわざわざ巻き戻す作業をしてるわけじゃないですか。それって、すごく勇気のいることだなって書いてて思いましたね。
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——それでも勇気を持って前に進もうと思えたきっかけは?

それは、本当に聴いてくださるファンの方がいてくれる、それ以外にないですね。活動を再開させようと思ったのも、親身に支えてくれたファンの方のおかげだし、ファンの方の存在がなければ今はないですね。
——新たな一歩を踏み出した決意の曲が完成した時はどう感じました?楽曲制作にも深く関わって、本当に0から作りあげた曲になってますが。

完成したときは感動しましたね。力を抜きながらも、どこか前向きな強さを出して歌っていくという表現を今までにしたことがなかったので、出来上がった時は1つの壁を乗り越えてできたという達成感がありました。これを聴かせることには不安もあったんですけど、完成した喜びはすごくあったなと思います。
——不安だったというのは?

これまでに見せたことのない伊藤千晃を見せるっていうことに対してですね。でも、配信されてから、ありがたいことにたくさんの感想をいただいて。涙が出たと言ってくださる方もいたし、今まで私のことを知ってる人たちからは、『こう来るか!』っていう意表を突かれたっていう感想もいただきました。『もっとハッピーで、幸せで、ニコニコしてるというイメージがあった』って言われて。いい意味で大人っぽくてかっこいいねって言ってくださる方もいたので、素直に嬉しかったですし、本当に私はファンの方に支えられているし、恵まれていると、改めて実感しましたね。
——MVは、earth music&ecology チームラボ かみさまがすまう森での撮影になってました。

もともと私がチームラボの大ファンで、いろいろな作品を見に行ってたんです。いつも感動していたのが、世界に自分たちの新しいものを届けに行こうという、常に前へ前へ進んでる姿勢。だから、今回、自分の人生において新しい一歩を踏み出すというメッセージを込めた曲のMVを撮ることになった時に、「New Beginning」に込めた想いとチームラボの表現する世界が重なって新しいものが生まれたらいいなという思いでコラボレーションさせていただきました。
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