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2018年2月7日 更新

10代ガールズバンドGIRLFRIEND、独占取材。甘く魅惑的な1stアルバム『CHOCOLATE』ができるまで

“日本で1番のガールズバンドになる”、それを成し遂げるべく活動する4人組 GIRLFRIEND。バンド結成まで、全く楽器を触ったこともなかった彼女たちが、3年という月日でいかに成長したか。それを感じるには十分すぎる魅力を解き放つのが2018年2月21日にリリースする1stアルバム作品『CHOCOLATE』。時にはスウィートに時にはビターに。10代のメンバー各々が詞曲に携わるからこそ鳴らせる、等身大でリアルな言葉と音楽がそこにはありました。巻末の読者プレゼントも要チェックです★

インタビュー:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)構成:坂井彩花 PHOTO:八木虎造
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聴いてくれた人を『CHOCOLATE』中毒にしたい!

アルバムに収録された、初期に誕生した懐かしい楽曲「甘い誘惑」から、名曲バラード「15」、ライブでおなじみのキラーチューン「吠えろ」、「Hide&Seek」、「一直線」、「キセキラッシュ」や新曲「ミライリスト」という宝物のような楽曲たち。子供と大人の絶妙な狭間を生きている彼女たちの、ピュアで初々しい感性に触れてみてください。

GIRLFRIEND / ミライリスト MUSIC VIDEO

――今回のアルバムは、全曲アルバムのために録り直した作品ということですが、けっこう大変だったんじゃないですか?

MINA(B&Vo):2か月くらいは、ず〜っとレコーディングしてましたね。

SAKIKA(Vo&G):毎日スタジオで過ごしてました。

――険悪な雰囲気になったりとかは大丈夫?(笑)

NAGISA(G&Vo):夜の眠いときとかはシーンってなってましたね。言葉発さず、みたいな(苦笑)。でも、仲は良いですから(笑)

――『CHOCOLATE』ってタイトルは、どうやって決まったんですか?

SAKIKA:チョコレートって嫌いな人がいないんじゃないかってくらい、けっこう親しみのあるお菓子やと思うんです。登山とかにも持っていくくらい必要不可欠なものでもあるし。みなさんにとって、“これがないと生きていけない”っていうくらい好きなアルバムになったらいいなって。アルバムの『CHOCOLATE』中毒になってほしくて、このタイトルにしました。

――チョコレート、ショップも増えてますし、ホットドリンクとかも流行ってますよね。

MINA:シーズンだからなのか、チョコレートの商品が増えてて。チョコレートの携帯カバーとかポーチとか。ファンシーグッズがけっこう来てますね。カワイイです。

――チョコレート商品のタイアップとか来たら、すごく楽しそうですね。

MINA:めっちゃ嬉しいですね。待ってます(笑)

Ba.MINA

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――アルバムが完成してみて、いかがですか?

NAGISA:このアルバムは、インディーズの頃からある曲や新曲が入ってて。「キセキラッシュ」「一直線」「Girl's Talk」以外は全部取り直しで、アレンジもし直したんです。自分たちでギターの音作りを新たに考えたり、フレーズも悩んで決めたりして。「以前より成長した音源たちが集まったな」って。それと同時に「もっともっと頑張らなアカンな」ってところもあったので、いろいろ気づけたし大事なアルバムになりました。

SAKIKA:アルバムを出したかったんで、すごい喜びがあります。ただ再録は少し苦戦しましたね。長い間やってきた曲もあるので、どうしたらイメージを壊さずにアレンジを変えられるのか悩んだし。でも出来上がりは、インディーズの頃から今の私たちへと成長が感じられるものになったと思います。細部にまでこだわっているので、ぜひ過去曲とイヤホンで聞き比べてみて欲しいですね。

MIREI(D&Vo):一番古い曲が3年前のものだったりするので、今の自分と比較した時に技術面の差がすごく大きいんですよ。当時は(ドラムの)パターンも全然知らなかったから、昔の曲はドラムのフレーズがめっちゃ単純。今では難しいフィル(フィルインの略。“オカズ”とも。即興的なフレーズを入れて変化を付ける技法)も叩けますけど、だからといって再録にあたり曲の原型を崩すのは違うなぁって。今回、昔の曲は、そこまでおかずは増やさずシンプルに仕上げました。その分、音質や全体のバランスをいいものにするようにこだわっていて、すごいやりきった感はありますね。どの曲にも別々のイメージがあるので、聴き飽きないアルバムができたかなと。

MINA:「最近GIRLFRIEND気になるな」って人がいたら、このアルバムを手に取ってもらえれば、わたしたちのことをわかってもらえるかなと思います。

――アルバム・タイトル『CHOCOLATE』にぴったりな、チョコレート中毒をテーマとした「甘い誘惑」って、GIRLFRIEND初期の曲ですよね?

SAKIKA:はい、今のGIRLFRIENDの持ち曲では、1番最初に形になった曲ですね。

――それもあって1曲目にしたんですか?

SAKIKA:そうですね、アルバム・タイトルが『CHOCOLATE』なので、“甘い誘惑”の意味もあるし1曲目にいいんじゃないかなって。ギターのはじまりもオープニング感があるしね。

MINA:すぐに決まったよね。

NAGISA:コンセプトにぴったりやって。

G.NAGISA

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――アルバムのなかで、みなさんどの曲が推しですか。3曲ずつ理由とともに教えてください。

NAGIASA:え〜と、迷いますね……。うん、私はまずは「吠えろ」。インディーズの頃からある曲なんですけど、まっすぐなレトロ・ロックのイメージがずっとあって。今回新しくアレンジを加えたりして、イメージ通りになったのですごい嬉しいです。最初のドラムの入りとかも印象的やし、音作りに時間をかけたギターの歪みもすごい注目ポイントで推してる1曲ですね。推しの2曲目は「聞いてほしいこと」。私がメロデイを付けさせてもらった新曲なんですけど、SAKIKAがメロデイに合わせて歌詞を書いてくれて、メンバーと話し合いながらアレンジし合って、今までになかったGIRLFRIENDの曲が出来あがったなって。今しか書けない歌詞や曲だと思うので、わたしたちにとって大事な曲となりました。あとは……、やっぱり迷うなこれ(笑)。う〜ん、推しの3曲目は「360」。この曲はアレンジを加えたことによって、本当に生まれ変わったと思ってるんです。自分的にはほんまに推している曲で。後半もどんどん盛り上がっていくし、ギターの激しいアレンジもウィンウィンウィンウィンしてるし(笑)。MINAの案で付け足した最後のところが聴きどころですね。

――SAKIKAさんは、いかがですか。

SAKIKA:まずは「15」ですね。この曲も録り直したんですよ。前に出したとき私はタイトルの通り15歳で当時のリアルな気持ちを歌っていたんですけど、今は17歳になったので過去をもう1回振り返るような感じで歌っています。その感情の違いを聞きながら感じてもらえたら嬉しいですね。もう1曲は「聞いてほしいこと」なんですけど、この曲は私が作詞させてもらってて。私とMIREIは高校3年生の年で、ちょうど卒業の時期なんですよ。でも、たとえばお母さんに対しての“ありがとう”とかってなかなか言い出せないじゃないですか。言うタイミングがないなって。でも、歌やったら届けられることがあるなと思ったんです。それが歌の持つ力やなと思ったんで、そういう気持ちを歌に込めて。なかなか“ありがとう”って言われへん子に、プレゼントとして使ってほしいですね。3曲目は「JUMP」かな。もともとMIREIが持ってきてくれた曲で、私も作詞をさせてもらってるんですけど、ライブ映えする曲なんですよ。みんなのやりたいことが詰まってて。学校で“最近、暇やねん”っていう言葉をよく聞くなぁって思ってたんですけど、そういう人に向けての曲というか。「JUMP」を聴いてライブに来て、何もかも忘れて楽んでほしいなって。歌詞も学生に寄り添う感じで書いてみました。

GIRLFRIEND / 15

――リーダーのMIREIさんは、どうでしょう?

MIREI:私は「15」ですね。2年前に作った曲なんですけど、当時はバラード自体そんなに演奏したことがなくてシンプルに叩くしか発想がなかったですよ。でも今ではゴーストノート(グルーブ感を出すために聞こえるか聞こえないかくらいの小さな音で叩く奏法)が叩けるようになったり、綺麗な音で演奏できるようになって。聴きごたえある曲になったなと思いました。全体の歌詞もいいし、メロデイも。みんなの楽器のスキルがあがっているので、前よりもっといいバラードになったなと。次は「光」で、この曲も「甘い誘惑」と同じ時期くらいに作った曲なんですよ。作った当時は演奏面であまり自分にハマらなかったんですよね。イメージはあったんですけど「こんな感じかなー?」って。でも今回は音の感じも自分的にドンピシャなところに持っていけたので、いい曲になったなって思います。あと1曲は「JUMP」ですね。これは、お客さんと一緒にわかりやすく盛り上がれる曲がほしいなと思って私が提案した曲なんです。そういう曲は、今までガルフレにはなかったんで。みんなに「これどう?」って聞いたら、めっちゃかっこいいイントロを一緒に考えてくれて、めちゃくちゃ激しい曲ができあがりました。みんなやりたいことをやってるんですよ。ドラムもやりたいことやってるし、ベースもスラップ(打楽器のような効果を生み出す奏法のひとつ。親指で弦を叩くようにはじく動きと、人差し指や中指で弦を引っ張って打ち付ける動きを組み合わせる)をやりまくって、ギターもエーイ!ってなっているし(笑)。一人ずつの演奏に注目して聴いたら、余計に面白く聴こえるなぁって思います。

――では、MINAさん。

MINA:推しの1曲目は「360」なんですけど、この曲はインディーズのときに1回リリースしてて。でも当時はまだ、納得のいくアレンジが考えられなかったんですよ。なんとか形になったものをレコーディングしてリリースしたんですけど、ずっと変えたいなとは思っていて。特に終わり方を変えたくて。今回は過去の曲をレコーディングし直せるチャンスってことで、いい機会だから変えてみようかなと。完成してるものをいじるのは怖かったんですけどね。サビの「この地球に生れ落ち」っていうところをもう1回繰り返すようにしました。そしたらSAKIKAのキーがちょっとな(笑)。

GIRLFRIEND 「360」

SAKIKA:1番高い曲なんですよ。

MINA:最後は高いところまでいって間奏を挟んでっていうアレンジに変えたのが、すごい変化したところなのでそこを聴いてほしいですね。あと、ギターをフィードバックさせてエコーをかけて、そのエコーを逆再生してってこともやっています。もう1曲は「JUMP」なんですけど、ずっとスラップがしたくて。なかなかスラップ奏法がハマる曲がなかったんですよね。でも「JUMP」だったらBPM(テンポ)的にもハマりそうだなって。レコーディングではギターと音が被って、スラップは埋もれがちになっちゃうんですよ。だからSansAmpを踏んでみたり、MXR踏んでみたりして。すごい音作りは調節してやりました(SansAmpとMXRはともにエフェクター。組み合わせによってプレイヤーの好みの音色を生み出す機材)。最後は「甘い誘惑」ですかね。『CHOCOLATE』というタイトルなので。この曲は“ダメなものほど欲しくなる”っていう人間の本能的なところを表現してます。生きてる上でそういうことっていっぱいあると思うんですよ。それを共感してもらえたらなと思って。チョコレートって中毒性あるし、「もう1回食べたいな、でも太るな」みたいな、そういうところがあるじゃないですか。でも中毒性のあるアルバムにしたかったし、何回も聴きたくなるような感じになればなと。

Vo&G.SAKIKA

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