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2017年10月20日 更新

初のL.A.レコーディング、初の作詞作曲、ナチュラルなビジュアル…May J.の“今”と“未来”の決意を詰め込んだアルバム『Futuristic』インタビュー

2017年10月25日(水)に8枚目のオリジナルアルバム『Futuristic』をリリースするMay J.。これまでにリリースされたシングル曲のほか、凄腕ミュージシャンとの初のL.A.レコーディングも実施。“デビュー11年に起こした軌跡と絆で紡ぐ、未来へのアルバム”と銘打たれた本作に掛ける想いを伺いました。巻末の読者プレゼントも要チェックです。

TEXT:川倉由起子

L.A.レコーディングで制作された“今の私”を表現する一枚

――3年ぶりのオリジナルアルバムは、どんなコンセプトで制作されたんですか?

この3年間で、シングルとそのカップリング曲がすごい溜まっていて。しかも“これは入れなきゃダメだな”っていう曲ばかりで、それだけでもアルバム1枚ができてしまうくらいだったんですけど……3年ぶりだし、自分でちゃんと作詞作曲もして、“今の私”もしっかり表現したいなと思っていたんですね。そんなところから、私のライブのバンドマスターでありギタリストの上條頌くんにも手伝ってもらいながら曲作りをするうちに、まずは6曲が完成したんです。

PHOTO:藤里一郎
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――資料によると、その6曲はL.A.でレコーディングされたそうですね。

昔からL.A.でレコーディングするのが私のひとつの夢だったんです。海外の素晴らしいミュージシャンがL.A.にはたくさんいるし、L.A.といえば音楽を作る街……というイメージだったので私も自然と目指す場所になっていて。
――今回、それが叶ったと。

無理やり叶えました!(笑) というのは冗談ですが、やっぱり夢は口に出してると叶うんだな、叶えるように自分が動くんだなって思いましたね。そこに向かっていい曲を作ろう!って気合が入るし、周りのスタッフさんもいろいろ動いてくれて、本当にありがたかったです。

――L.A.レコーディングは全部で何日だったんですか?

歌入れは3日間でした。1日に大体2曲ですね。でも私、現地に着いた初日からまさかの時差ボケで大変だったんですよ。L.A.は日本と時間が真逆なので、昼にすごく眠くなりました(笑)。それが3~4日続いたんですが、レコーディングはちょうど時差ボケが直ったころに始まったのでラッキーでしたね。レコーディングは、参加ミュージシャンが本当に素晴らしくて。マイケル・ジャクソンの“THIS IS IT”に同行したベーシストのアレックス・アルは、さっきお話した頌くんの知り合いでオファーを受けてくれて、ピアニストのショーン・マーティン、ドラマーのクリス・コールマンもめちゃめちゃ忙しいところを駆けつけてくれて。しかもその3人が初めて揃った日、いきなりスタジオでセッションが始まったんです!
――すごいですね。自然発生的に?

はい。サウンドチェックで音を出していたら、みんなが自由に弾き始めて、それが20分くらい続いて。私も近くで聴かせていただいてテンションが上がったし、本当に豪華なセッションでした。3人とも初めましてだったんですが、とてもフランクな人たちで最初から一気に距離が縮まった気がしたし、曲のイメージに合わせた表現も皆さん本当に豊かで勉強になりました。彼らのノリが入ると、私の歌のノリも変わってくるんですよ。L.A.の開放的な空気も感じつつのレコーディングは新鮮だったし、私の理想とするものも突き詰められて、もうこれ以上ない……いや、それ以上のものができた自信があります。

PHOTO:藤里一郎
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恩師に捧げるバラード「My Star~メッセージ~」

May J. / My Star ~メッセージ~ [MUSIC VIDEO -Short Ver-] (2017.10.25 ALBUM "Futuristic")

――L.A.レコーディングの楽曲を見ていくと、アルバム5曲目の「My Star~メッセージ~」は胸に迫るバラードですね。

この曲を作った日に、実は私の恩師が亡くなったんです。アメリカンスクールに通っていた時の音楽の先生なんですけど、すごく厳しいながらもいろんなことを教えてくれたり、私の夢を応援してくれて。急なことでショックだったし、自然とその日の私の素直な気持ちが表れているんじゃないかなって思います。亡くなった人に限らず、別れてしまった恋人だったり、失ってしまった人にもう一度会いたいという曲になっていますね。「My Star」というタイトルもいろんな意味にとれるかなと思ってて、“星になってしまった人”が見守ってくれてるというふうにもとれるし、自分にとって憧れの人や色褪せない大切な人を当てはめてもらってもいいかなって。
――素敵ですね。L.A.では、ミュージシャンたちにこの曲の想いをどう伝えたんですか?

最初は何も伝えず、自由に弾いてもらったんです。そしたらドラマーのクリスがすごい笑顔で、ただ純粋にドラムを楽しんでるように少しコミカルに演奏してて。私が「実はクリス、この曲はね……」って、亡くなった恩師の話をしたら「わぁ、ごめん!!」って(笑)。そんなこともありましたね。でも結果、この曲はミュージシャンたちのおかげでとてもエモーショナルな仕上がりになりました。

PHOTO:藤里一郎
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――他にもL.Aでは「Break Free」や「Shake It Off」といった弾けた曲も完成しましたし、日本でレコーディングされた曲も含め、今作は本当にバラエティ豊かな1枚になりましたね。

CDの収録時間(72分)ギリギリまで詰め込みました! この3年間でコラボさせていただいた方とのデュエットソング、洋楽っぽいノリの1曲まで、自分でも本当に幅広い1枚になったなと思います。でも最初はこれが1枚にまとまるか心配だったんですよ。全体の音の調整もあるし、曲順も悩んだし。
――メリハリの効いた、すごくいい曲順だと思いましたよ。

ありがとうございます。L.A.の楽曲は新鮮なので最初のほうに聴いてもらいたかったっていうのがあるし、でも知らない曲ばかり出てきても安心感がないってことでシングルの頭のほうに入れて。ものすごいたくさん考えて、違和感なく聴けるような流れにできたかなと思っています。
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