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2018年3月9日 更新

こうやって3人で集まってみて”やっぱりこの人たちしかいない”と思った。m-flo「the tripod e.p.2」インタビュー

今年20周年を迎えたm-floがオリジナルメンバーのLISA、☆Taku Takahashi、VERVALの3人で約15年ぶりに再始動。2018年3月7日にリリースされた新作「the tripod e.p.2」で本格的な活動をスタートさせる。リユニオンに至る経緯、映画『去年の冬、きみと別れ』の主題歌「never」を含む新作の制作、今後のビジョンなどについて3人に聞いた。

TEXT:森朋之 PHOTO:ウチダアキヤ 出典:オリコン『コンフィデンス』
――m-floの15年ぶりの再始動に立ち会えて本当に嬉しいです。Takuさんは以前からm-floのリユニオンを考えていたそうですね。

Taku「2年くらい前から考えてましたね。最初のきっかけはJ-WAVEのライブ(2016年12月3日に行われたJ-WAVE『MUSIC FACTORY』クリスマスパーティー)で久々にLISAと共演したことなんですが、その後、VERBALが交通事故に遭って、年末のUSJのイベント(“ユニバーサル・カウントダウン・パーティ”)にもLISAが代役で出演してくれて」

VERBAL「入院してるときにTakuがお見舞いに来てくれたんですけど、そのときも少し話したよね」

Taku「うん。自分たちにできることがあるんじゃないかって。感覚的なことなんですけどね」
via
――現在の音楽シーンに対して、m-floが提示できることがあるだろう、と?

Taku「ロジカルには語れないんですよね、そこは。3人の感情、フィーリングの部分が大きいので」
LISA「そうだよね。私は(再結成を)ぜんぜん考えてなかったんです。というのも、私のなかではずっと続いているものだったから。ただ、3人でしっかり活動できてなかったのは確かだし、それをJ-WAVEのイベントの時に感じたんです。デビューの頃から応援してくれてるファンのみなさんが来てくれていて、ワーッと泣いてたんですよ。そのときに“こんなにも長く待ってくれてたんだ”という喜びと“ずっと待たせてごめんね”という気持ちを改めて感じて、“もう一度、3人でm-floをやらなくちゃいけない”と決意して。すぐにTakuに電話して“戻してくれる?”って言ったんです」
VERBAL「僕も“また3人でやれたらいいな”とボンヤリと思っていたんですが、その可能性を現実的に追求してなかったんですよね。まさか本当にやれるとは思ってなかったというか…。DJのイベントなどでファンの人から“もうLISAとはやらないの?”とか“昔みたいな曲を作ってよ”って言われることはありましたけど(笑)」
LISA「私も“LISAのソロは要らない。m-floじゃないとダメ”って言われるたことあるよ」

Taku「マジで?」

LISA「うん。すごく熱い感じで言われたから、“うん、うん”って話を聞いてあげたけど。でも、こうやって3人で集まってみて”やっぱりこの人たちしかいない”と思った」

LISA

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VERVAL「スタジオに入ってもシックリ来るしね」

Taku「あ・うんの呼吸もあるし、想定外のことも楽しめていて。健康的な制作ができてますね」

LISA「いつもフレッシュなんだよね、m-floは」

VERBAL「そうだね。長年やってると、ハートじゃなくて、頭を使って音楽を作ることもできるんだけど、m-floの制作は良い意味で何が起きるかわからないんですよ」
――活動再開後の第1弾となる作品「the tripod e.p.2」について聞かせてください。最初に取り掛かったのはどの曲ですか?

Taku「『never』ですね。映画のタイアップがあって、締め切りが先に決まってたから(笑)」
VERBAL「『never』を作るプロセスが、3人のやりたいことをすり合わせる期間だったかもね」

LISA「そうだね。一発目にふさわしいメッセージを込められたというか、私のなかでこの曲の歌詞は、彼ら(Taku、VERBAL)に対するラブソングなんですよ。レコーディングのときも1番のAメロで既に泣きそうになってしまって。すべての言葉にしっかり魂を込めたので、歌い終わったら疲れ果ててました(笑)。3、4回くらいしか歌ってないよね?」

m-flo / never (映画「去年の冬、きみと別れ」Special Edit)

Taku「うん。昔の演歌とか歌謡曲みたいな録り方だよね。フィーリング重視になってるよね、LISAは」
LISA「そういうふうに歌えるようになったの。以前は音程をすごく気にしていたんだけど、いまはフィールが全てという感じなので。VERBALのラップにもグッときましたね」

VERBAL「最近はレコーディングの最中に、そのときのヴァイブスを感じながらリリックを書くことが多いんですよ。以前はあらかじめ書いてからスタジオに行ってたから、LISAに“なんで書いてこないの!?”って怒られて(笑)」

LISA「ごめんね(笑)」
――「No Question」は“これぞm-flo”というトラックだなと。

Taku「いろいろと試しながら作ってたんですけど、“どういうことをやらなくちゃいけないか”というのは見えていたんですよ。簡単に言うと、いまの自分たちが好きな音と『EXPO EXPO』(2001年リリースの2ndアルバム)の頃のサウンドの一緒に提示するということなんですけどね」
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